Go Toトラベル再開に向け、賛成派と反対派の意見とは
Go Toトラベルが来年2022年に再開する予定ということで、今回は2020年に行ったGo Toトラベルキャンペーンについて行ったアンケート調査「賛成?反対?GoToトラベルキャンペーン」の結果をご紹介します。
Go Toトラベル事業は旅行業界にテコ入れするために実施された施策で、宿泊料金や地域共通クーポンでキャンペーン参加店舗の割引も受けられ、旅行代金を抑えて旅ができるため、たくさんの人に利用されました。
利用者が増え、移動が増えることで感染拡大も懸念されましたが、経済の活性化も必要であったため、賛成派、反対派に分かれる時期でした。この時の調査はキャンペーンが開始した翌月の調査データとなっています。
GoToトラベル反対派も再開時には見込み客?CRMを活用するポイント
改めて、この結果を見て思うのは「反対派」も決して旅行をしたくないわけではなく、新型コロナウィルスによって分断が産まれてしまっただけなので、旅行はしたいはずです。
と考えると「反対派」の人も見込み顧客になるわけで、CRM(顧客管理)として、顧客属性を正しく理解したいところですね。
では、調査結果をおさらいしましょう。
『Go Toトラベルキャンペーン』が2020年7月22日から開始されましたが、当時このことについて、「反対」が79.4%と大多数を占めており、「賛成」は20.6%となっておりました。
「反対」と回答した中で、60代が85.6%と最も高く、50代が82.1%と続いており、高齢になるにつれ「反対」と回答する人が多い傾向でした。
この時、「賛成」の回答理由は「経済の活性化」であり、「反対」と回答した理由は「コロナ感染拡大の不安」が挙げられており、当時を考えると反対派が多いのは仕方がないことだったかと思います。
GoToトラベル再開に向け「コロナが落ち着いたら」層へCRMを活用
下図のデータでは、居住区域に観光客が訪れることに対して調査しました。
「混雑が発生することによるコロナ感染が心配」という意見が最も多く合計84.1%で、「地域の活性化に良いと思うものの、コロナの感染が心配」という意見が50.3%と当時はまだ感染リスクが高かったため、大半の人がコロナ感染に不安を抱いている回答結果でした。
「コロナが落ち着いたら旅行を検討したい」という層も多いと思います。
実際に緊急事態宣言が解除された際には一時的に旅行の予約が増加したこともありますし、昨今感染者数が減少傾向に入ると、旅行サイトや自治体では独自のキャンペーンを開催したりしています。
こういったこれから動き出しそうな「コロナが落ち着いたら層」も見込み顧客として、正確に顧客属性の可視化、理解しておけば、ターゲットにあったマーケティング施策を打っておいてコロナが落ち着いたときに、旅行の検討・予約行動に移ってもらえるのではないでしょうか。
今からでも自社の顧客データの分析や必要に応じてアンケート調査をして顧客理解を進めるのは遅くはありません。
調査、分析、CRMのシナリオ設計等、相談事があれば、オノフへぜひお問い合わせください。
変異株のオミクロンも発生してきていますが、きちんと感染防止対策をして無事GoToトラベルキャンペーンが再開されて安心安全に旅行に行きたいものですね!