「チル消費」について女性の消費意欲のインサイトは?!
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国の女性20〜60代 /2024年自分の為にお金を使いたいものがある人
調査期間 2023年12月8日〜11日
有効対象者 2,260サンプル
調査機関 株式会社オノフ
デジタルマーケティングカンパニー・オノフのカサイです。
消費行動は、「モノ消費」から「コト消費」から「トキ消費」の時代に突入し、さらに「イミ消費」「エモ消費」「チル消費」へと広がる一方で、消費物価の高騰や所得が上がらない状況が続き、女性が「自分の為に使えるお金」の使い道も厳選されているのではと予測します。
今回は、20〜60代の女性を対象に、2023年の実態と2024年に向けて「自分のために使えるお金」の増減を明らかにし、消費志向の特徴・消費行動別での属性の違い・お金をかけたいコトについての傾向を紐解いていきます。
女性は、どんな時でも「チル」を求める傾向に。
今回、どの消費行動が強いのかを紐解く上で、本調査では自分の為にお金を使いたいと思うことに対して、何を求めているかを聴取し、各消費行動の定義に基づいてまとめました。
本調査結果では、2023年と比べて2024年に自分のために使えるお金が「増えると思う」と回答した女性の割合は、「減ると思う」と回答した女性の割合よりも多い結果に。
この結果を踏まえ、各ジャンルと消費志向をかけ合わせた「2024年にお金を使いたいと思うことに求めること」の結果を見ると、全体的に「チル消費」志向の人が多いことが分かります。
「リラックスできること」や「外食」、「動画視聴/音楽鑑賞」など、さまざまなジャンルを横断してチル消費を求めていることがうかがえます。
女性の年代が上がると「チル消費」の傾向が強まる
各消費行動別での傾向を見ると、全体では「チル消費」60.2%と最も多く、「コト消費」56.8 %、「トキ消費」30.3%、「ヒト消費」21.7%、「イミ消費」18.5%、「エモ消費」9.7%と続きました。
年代別では、年代が上がるにつれて「チル消費」の割合が高まる一方、「ヒト消費」や「エモ消費」など、感情の共有や周囲との交流のための消費志向は下がる傾向にあります。
また、職業別ではパートアルバイト、専業主婦で、リラックスや癒しの時間になるための「チル消費」の割合が高い傾向がみられました。 年代別でみると60代は「イミ消費」の割合も他の年代に比べて5pt以上高いことから「自分がどうありたいか/あるべきか」を意識した消費行動の傾向がある可能性があります。
今回の調査では、2024年に向けて心地よいくつろぎの瞬間を追求して生活の質を上げる「チル消費」にお金を使いたいと思っている女性が多く、特に年代が上がるにつれてその傾向が強いことがわかりました。
当掲載情報以外にも、各消費行動別での何にどのくらいお金をかけるのか、かける年間平均額をジャンルごとにまとめた調査の詳細をレポートとしてまとめております。
より詳細なデータはこちらよりダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。