ウェビナーとは
皆さんはウェビナーという言葉をご存知ですか?
既にご存じの方も多いかと思います。私は就職活動で会社説明会を受けるときにウェビナーを初めて経験し、そこでウェビナーの存在・言葉を知りました。今回はウェビナーについてご紹介いたします。
ウェビナーとは
ウェビナーとは、ウェブとセミナーを合わせてつくられた言葉です。そのままウェブセミナーと呼ばれることやオンラインセミナーと呼ばれることもあります。インターネット上で行われるセミナーのこと、またはインターネット上でのセミナーを実施するためのツールを意味します。
ウェビナーの歴史
ウェビナーの起源は、まだインターネットが黎明期の1980年終盤に遡るとされていますが、ウェビナーという言葉がここまで認知度が向上したのは、2020年に新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の蔓延により、対面で開催されていたイベントやセミナーがオンラインに移行したことによる影響が大きいと考えられます。
ウェビナーの特徴
ウェビナーは主催者(ホスト)と参加者(パネリスト)、視聴者に分かれているのが特徴です。開催者側のホストとパネリストは自分の画面や音声を共有することができますが、視聴者は基本的に画面オフ・ミュートになっており、開催者側が指定したときでないと発言ができないような仕組みになっています。また、開催者側のみ誰が視聴しているのか確認でき、質疑応答や投票、アンケートなどをとることが可能になっています。このように、開催者側であるホストとパネリストが主体となってウェビナーは開催されるため、大規模な説明会やセミナー配信等に向いています。
ちなみに、ウェブミーティング(ウェブ会議)とウェビナーを混合してしまう方も多いと思いますが、ウェビナーは上記に述べた通りやや一方的なコミュニケーションであるため話す人が固定で決まっているような説明会やセミナーをするときに向いています。対して、ウェブミーティングは全ての参加者が画面や音声を共有し、双方向でコミュニケーションをとることができるため、1対1の面談から複数人のミーティングなど顔を見合わせて対話することが望ましい顧客や社内のミーティングをするときに向いています。
メリット
実際に会場を借り、参加者を集めて行う説明会や講演会をウェビナーとしてオンラインで開催することによって、参加者(視聴者)側も開催者側もメリットがあります。
参加者(視聴者)側
・会場まで移動するための手間がなくなり、パソコンやスマートフォンがあれば簡単にどこからでも参加することができます。遠方の方も時間やお金をかけず参加することが可能になります。
開催者側
・大きい会場を借りる必要がなくなるため、会場探しも会場と開催者側のスケジュール調整もなくなります。かかるお金や時間を大きく抑えることが可能になります。
・参加者側が気軽に参加することができるため集客もしやすいと言えるでしょう。
デメリット
メリットとおなじようにデメリットも紹介いたします。
参加者(視聴者)側
・回線トラブルや機器の調子が悪いと、そもそも参加できなかったり、途中で落ちてしまったりする(繋がらなくなる)可能性があるので、インターネット環境を整える必要があります。
・ビデオオフで手軽に参加しやすい分、集中力がかけてしまいやすいです。
開催者側
・参加者側と同様、インターネット環境を整える必要があります。また、鮮明な画像と音声を配するため、機材や配信環境も整えておく必要があります。
・視聴者の顔が見えず反応が分からないため運営がしづらいのに加え、視聴者を置きざりしてしまう様なセミナーを行ってしまうことがあります。伝わりやすいアプローチの仕方や参加者をひきこむ力が必要となってくるでしょう。カメラ写りや背景も工夫すると良いでしょう。