働く女性の実態調査】在宅勤務の意外なデメリットが明らかに
フェムケア事業を展開する株式会社オノフ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:安宅正晴)は、女性視点マーケティングに特化した調査研究をベースにサービスの提供や、クライアントワークとしてマーケティング・リサーチ、セールスプロモーション企画・顧客ロイヤリティ向上のためのCRM設計を提供しております。今回は、調査研究として全国の20〜60代の女性を対象とした「天気・季節の変わり目と体調・気分の関係性に関する調査」の結果をレポートします。
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国の女性20〜60代
調査期間 2023年8月11日〜8月14日
有効対象者 3,004サンプル
調査期間 株式会社オノフ
今回は、女性の気分や体調が、天気とどのように関連しているかについて調査を行いました。その結果を有職者の働く環境(在宅勤務の方と出社している方)で比較しながら紐解きました。
在宅勤務の方が出社している方より天気によって気分・体調が左右される割合が高い結果に
気分について
「あなたは天気の変化や季節の変わり目によって、気分が良くも悪くも影響されることはありますか。」の設問に「すごく影響される方だと思う」「やや影響される方だと思う」と回答した有職で在宅勤務メインの方は61.4%、出社勤務メインの有職者は55.2%。どちらも半数以上が「影響される」と回答したものの、在宅メインの方が約5ポイント高い結果となりました。
体調について
また「天気の変化や季節の変わり目によって、体調が良くも悪くも影響されることはありますか。」の設問に「すごく影響される方だと思う」と答えた在宅メインの有職者は18.4%、出社メインの有職者は13.3%。体調への影響も在宅メインの方が5ポイント高い結果に。
天気や季節の変化が心身に影響する原因は、天気や気候の良し悪しだけではなく、気温などの変化が自律神経にストレスを与え乱れることが考えられています。(※1)
では、なぜ在宅勤務の方が天気や季節の変化に気分や体調を左右されやすいのでしょうか?
在宅勤務は通勤時間が無くなり時間効率が良いというメリットがある反面、いつでも仕事ができる環境ゆえに時間外にもつい稼働したり、休憩と仕事のメリハリがなくなるなど、仕事とプライベートの区別が曖昧になることも。すると気分転換がしづらくなり、ワークライフバランスがとりづらくなり、それがストレスになり心身に不調をきたすことが懸念されています。(※2)
このような在宅勤務下のストレスに加えて、天気や季節の変化による体調変動が重なることで、天候が体調に影響があると回答した方の割合が高いと推測されます。
女性有職者で在宅勤務の方の対策と健康意識
天気や季節の変化によって起こる、例えば「気分の落ち込み」「頭痛」「だるさ・倦怠感」など不調の「症状が起きないように事前に対策していること」の設問に「適度な運動・ストレッチを行う」と答えた在宅メインの有職者は33.3%、出社メインの有職者は22.1%と10ポイント以上の差がありました。その他「健康系や気象などのアプリを利用している」「漢方を服用する」の回答も在宅メインの有職者が出社メインの有識者の回答を上回る結果となり、通勤で外に出ないからこそ、体を動かしたり、自身の健康状態を把握し対策するなど、健康意識が高いことがうかがえます。
今回の調査では、女性有職者の中でも在宅勤務型と出社型によって、天気の変化や季節の変わり目が気分や体調へ影響する割合に差があることがわかりました。
当掲載情報以外にも、有職者のみならず学生から専業主婦を含む女性の、天気の変化や季節の変わり目が影響で体調や気分が悪くなる割合やタイミングの詳細、具体的なお悩みと対策や対策の情報収集先についてなど深掘りをしています。
(※1)参照元:環境省
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/coolbiz/article/2018_action_detail_006.html
(※2)参照元:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000917259.pdf