Z世代で流行っている性格診断テストとは?本来のMBTI®とは別物!?流行の理由や16Personalities性格診断テストについて解説!

MBTIと16Personalities性格診断テストは全くの別物!?
こんにちは!デジタルマーケティングカンパニー・オノフのENFP-A(広報運動家-自己主張型)ながいです。
このENFP-Aというのは「16Personalities性格診断テスト」という性格診断で出た結果です。
このような「ENFP」などの4つのアルファベットを聞くと、MBTIと結びつける方が多いかもしれません。
しかし!!16Personalities性格診断テストは、MBTIとは全くの別物なのです!
皆さんご存知でしたでしょうか?
お恥ずかしながら、私自身も勘違いしており、「MBTIなに~?」という話題になると、「16Personalities性格診断テスト」での結果を伝え合っていました。
「MBTI」と検索すると一番上にヒットするんですよね…!だけど実際は「16Personalities性格診断テスト」は「MBTI」ではないのです。
間違えられた理由として、「16Personalities性格診断テスト」の結果表記にMBTIオリジナルと同じアルファベット4文字が用いられているからではないかと考えられます。それが爆発的に流行り、間違ったままで広がってしまったようです。
今回は16Personalities性格診断テストについてご紹介し、Z世代で流行った理由について考察していきたいと思います。
16Personalities性格診断テストについて
16Personalities性格診断テストは、ビッグファイブ(Big Five)という特性理論がベースになっている性格診断テストです。
「16Personalities性格診断テスト」はネット上で無料で受けられますので、気になる方はぜひやってみてください!
正確に診断するために直感的な回答が推奨され、12分以内に全ての質問に答えることが望ましいとされていますので所要時間はそのぐらいです。
こちらの診断テストをすると、アルファベット4文字の結果が出てきます。アルファベットそれぞれに意味があり4文字並べることで16種類の性格タイプに分類されるという仕組みです。
以下がアルファベットとその意味です。

E:Extrovert(外向)
外交的で幅広い対人関係を持つ。周りの世界との相互作用(会話などのコミュニケーション)から活力を得る。
I:Introvert(内向)
慎重で深い対人関係を持つ。内省と思索から活力を得る。
S: Sensor(感覚)
過去の経験に基づき現実的な考えのもと行動する。現状を冷静に分析し、実態を把握しようとする。革新よりも、現在の安定化を重視。
N: iNtuitive(直感)
将来の可能性、仮定のシナリオを推測し、考えを巡らすことに集中している。現在よりも未来に焦点を合わせ、将来をより良いものへとするためにしばしば現在に変革を迫る。
T: Thinker(論理)
真実に関心を持ち、論理的であることを重視する。決断を下すときは、論理的に整合性がとれているかに焦点を合わせる。客観性と合理性を重視し、徹底的に無駄を省く。
F: Feeler(感情)
人との関係に関心を持ち、協調や共感を重視する。決断を下すときは、それが関係者の心にどのような影響を与えるかに焦点を合わせる。
J: Judger(判断)
思い付きでの行動を良しとせず、計画的で慎重な行動を好む。情報の取捨選択が得意で、決断を下すことが得意。遊びの要素を設けることとマルチタスクが苦手。
P: Perceiver(知覚)
状況に応じて臨機応変に対応でき、流動的な目的を好む。しかし飽き性になりがち。マルチタスクが得意で、遊び心あり。情報の取捨選択と決断を下すことが苦手。
また、アルファベット4文字の後ろに、Tとつく人とAとつく人がいます。
T: Turbulant
神経型。主に情緒的な問題を考えやすく、神経性が高い。
A: Assertive
自己主張型。情緒的な問題を抱えにくい、神経性が低い。
MBTIについて
本記事の冒頭で「16Personalities性格診断テストは、本来のMBTIとは全く異なるもの」とご紹介しました。では本来のMBTIとはどういったものなのでしょうか?
以下、一部一般社団法人日本MBTI協会の方からお教えいただいた「MBTIの特徴と目的について」ご紹介いたします。
引用
多くの心理検査が外から観察しやすい行動特徴を測定するものであるのに対し、MBTIは、個々人が自然と行っているものの見方と判断の方法など、外からは観察することができない「認知スタイル」に焦点を当てるものです。
よって、MBTI検査に回答された個々人が、自分の心を理解し、「自分をより生かすための座標軸」、「人生の羅針盤」として用いることを最大の目的としており、他人との比較により判断される、人の能力、スキル、適性等の有無(できる・できない、得手・不得手、向き・不向きなど)や、相性の良し悪し(マッチング)等の診断は一切目的としておりません。
公式のMBTIについて、さらにお知りになりたい場合は、下記公式サイト、Instagramをご参照ください。
®MBTI is a registered trademark of the Myers & Briggs Foundation in the United States and other countries.
現在の流行の火付け役と性格診断テストの活用法
性格診断テストは特に韓国で大ブームになっており、K-POPアイドルたちのあいだで話題に上ることも多いらしいです。
性格診断テストは2022年頃から、韓国のMZ世代(1981~1995年生まれのミレニアル世代、1996~2012年生まれのZ世代)のあいだでブームになっています。最近では自己紹介の際に『あなたのタイプは何?』と盛り上がることも多いだとか。
冒頭で少し触れましたが、人気アイドルたちが火付け役となり、彼らがYouTubeなどで配信する動画のなかで、この性格診断テストを話題にしたものが増え、そこからファンの間に広まったとされています。「推しのパーソナリティーを理解したい」という動機や「自分はどうであろうか」と気になって調べることが多いのではないかと考えられます。該当ワードについてネットやSNSに検索をかけると、韓国アイドルだけでなく、アニメのキャラクターを分類しているものも見られます。また日本では最近Z世代が就活の際「自己PR」にて活用するということもあるそうです。


Z世代で流行っている理由についての考察
それでは今回も考察とは言えないだろう考察を述べていきたいと思います。
性格診断テストが一気に流行ったきっかけとして、韓国のアイドルたちが受けたからと言われておりますが、はじまりはそうだったにせよ、やっぱり自分の性格や他者の性格って気になるんだなと思いました。性格検査や診断テスト後にでてくる結果の文章を読むと、自分を分かってくれる感じがしてなんだか嬉しく、言語化されてより自己認知がしっかり・すっきりする安心感のようなものがあるなと感じます。
自分は、16Personalities性格診断テストしか受けたことがないのですが、診断後の文章を読んだ後「当たっている…」と思ってしまいました。まあ良いことが書かれていたら当たっていると思いたくなってしまう節はありますが笑(違っていたら違っていたでそこで自己対話できるなとも思うので、性格診断は個人的に好きです。)本来のMBTIについては受けたことがないですが、いつか受けて、自分の心の認知パターンについて理解してみたいです。
当たり前と思われるかもしれませんが、性格診断テストや心理検査に興味を持つということは「自分への理解」と「他者への理解」に関心があるからではないかと考えております。とくにZ世代が「自分への理解」と「他者への理解」に関心を持つ背景について考えてみました。

「自分への理解」
Z世代は「本音を言わない」人が多いと言われています。なおかつほかの世代と比べ「相手の期待に応える自分でいることが普通の感覚」である人が多いという結果も出ています(オノフ調べ)。そんなZ世代が占いなどではなくしっかりとした診断で「自分とはどんな性格なのか」を述べてくれているものを見たくなるのは分かる気がします。また、就活で自分のことを話さないといけないのに、「分からない・言語化できない」というときにこの診断は需要があると思いました。
「他者への理解」
「興味ある他者への理解」という言い方のほうが適切かなと思います。Z世代は推し活をしている人も多く、その推しのことを知りたい理解したいというエネルギーが強いのかなと思いました。推しの性格はこれに当てはまっているなと理解して楽しんだり、それぞれのキャラの関係性や自分との相性なんかをみて楽しんだりしているのかなと思いました。
韓国アイドルが好きなZ世代が多いということに加え、上記のような理由も含んでいるからZ世代で性格診断テストが流行っているのではないかと思います。
最近ではインスタでも性格診断テストに関する投稿がたまにみられます。おそらく何度か見ているうちに自分のおすすめ機能に上がってしまったのだと思いますが(笑)一度診断したことがある人は、自分と同じアルファベット4文字に関する投稿があったりするとついつい見てしまう人もいるのではないかなと思います。もう調べてある程度分かっているはずなのに、つい投稿を見てしまう。2022年からじわじわ流行っていて今もなお流行っているのは、やはり自分や他者のどちらか、またはどちらもの性格に興味関心が根源的にある人が多いからではないのかと考えました。
この16Personalitiesで出た結果について調べてみると、それぞれとの相性なんかも出てきます。ただネット上では相性が悪いと書かれていても、ずっと仲いいってこともあったりするので!ネット上で出ている内容について自己理解や楽しみとして使うのはいいなと思いつつ、その結果に縛られすぎることがないといいなと個人的には思います。
オノフではZ世代に対するリサーチについても強みがあるので、気になる方はぜひ資料をご覧ください。


よくある質問
- 16Personalities性格診断テストの結果は就職活動にどのように役立つのですか?
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16Personalities性格診断テストの結果は、自分自身の特徴を見つめ直すよい機会になります。「こんな強みがあったんだ」と気づいたり、「この業界や職種が向いているかも」と企業選びのヒントを得られたりします。ただし、性格診断テストであるので、結果をそのまま受け、自分の選択肢や可能性を狭めてしまわないよう注意が必要です。テスト結果は参考程度にとどめ、結果をもとに自分と対話することで、自己分析や自己PRに役立ててみてはいかがでしょうか?
- 16Personalities性格診断テストに関心を持つ理由は何ですか?
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デジタルネイティブのZ世代は、オンラインで手軽に利用できる性格診断ツールに自然と惹かれています。16Personalities性格診断テストが人気なのは、無料でアクセスしやすく、自己理解を深めたいという彼らの強い欲求に応えるからでしょう。「自分とは何者か」を探る自己探求と「他者をより理解したい」という対人関係への関心が、Z世代を性格診断へと向かわせています。