ロングテールとは
ロングテールという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
そのまま訳すと長いしっぽです。
今回はロングテールの意味についてご紹介いたします。
ロングテールとは、よく売れるメイン商品の売上よりも、あまり売れないニッチな商品群の売上合計が上回る現象のことです。買う人は少数だけど、そのような商品の売上が積み重なれば大きな売上になるということです。場所が限られていないインターネット上のお店屋さんにおいて、ロングテールの現象が起こります。
少し想像してみてください。実店舗の場合、限られたスペースしかない場合が多いため、あまり売れないニッチな商品群を多く並べてしまっては場所がとられてしまうので、よく売れる商品を多く置いた方が売上はいいはずです。(ロングテールとは違う考え方で、パレートの法則(80:20の法則)「自社製品全体のうち2割が、売上の8割を占めている」という考え方があります。これはスペースが限られている実店舗では大事な考え方と言えるかもしれません。)
実店舗に比べ、オンラインには場所という制限がありません。スペースがあるため、ニッチな商品群も品ぞろえすることができます。
ここまでいうとお気づきの方も多いかもしれませんが、ロングテールの成功事例として、Amazonが挙げられます。売り場面積に制限がないホームページ上ならあまり売れていない商品を置いておいても問題ないので、ニッチな商品を大量に販売することで大きな売り上げにつながるのです。
最後に
最後に、なぜ「よく売れるメイン商品の売上よりも、あまり売れないニッチな商品群の売上合計が上回る現象のこと」をロングテールという名前であるのかをご紹介したいと思います。
ロングテールとは、アメリカのWired誌編集長のクリス・アンダーソンが提唱したもので、「売れ筋商品」と「それ以外の商品」を軸に並べたとき、その売上の少ないほうの商品郡(テール)が、低く長く恐竜のしっぽの様に、売れ筋商品が恐竜の頭の様に見えることから、ロングテール(長いしっぽ)と称されるようになりました。