ユーザビリティとは
ユーザビリティとは使いやすさという意味です。
今回は代表的な2つのユーザビリティの定義についてご紹介しようと思います。
ヤコブ・ニールセン博士の定義
Webにおけるユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセン博士は、「Usability Engineering」の著書内で、ユーザビリティの指標は以下の5つの要素があると述べています。
(1)学習しやすさ
ユーザーがすぐ作業を始められるよう簡単に学習できるようにしなければならない。
(2)効率性
一度ユーザーが学習すれば、あとは高い生産性を上げられるよう効率的な使用を可能にすべきである。
(3)記憶しやすさ
ユーザーがしばらく使わなくても、また使うときすぐ使えるよう覚えやすくしなければならない。
(4)エラー発生率
エラー発生率を低くし、ユーザーが試用中にエラーを起こしにくく、もしエラーが発生しても簡単に回復できるようにしなければならない。また、致命的なエラーが起こってはいけない。
(5)主観的満足度
ユーザーが個人的に満足できるよう、また好きになるよう、楽しく利用できるようにしなければならない。
ISO 9241-11の定義
国際標準機構の国際規格であるISO 9241-11では、
ユーザビリティを
”特定の利用状況において、特定のユーザーがある製品(システム、サービス)を利用する際の「有効性」、「効率性」、「満足度」の3要素の度合いである”と定義しています。
(1)有効性
ユーザーが特定の目標を達成する際の正確性及び完全性。
(2)効率
達成された結果に関連して費やした資源。
(3)満足度
不快感なく快適に使用できるか、製品(システム、サービス)の使用に対しての肯定的な態度。
まとめ
ご紹介したユーザビリティの2つの定義では、ユーザーが効率よく学習し満足感を得られるということが共通していました。ユーザビリティの改善・向上のお手伝いもオノフではしているので、気になる方はぜひご相談ください。