意味
アクセス解析とは、Webサイトへアクセスしたユーザーのデータを取得し、ユーザーの行動や特性を解析することです。
検索キーワードや流入経路、サイト内での行動履歴といったデータを活用し、ユーザーの興味関心やコンバージョンに至るまでの行動を分析します。
アクセス解析をするにあたって重要な指標として、以下が挙げられます。
ページビュー数(PV)
「ページが表示された総数」を示す数値。例えば、10人が10ページ閲覧しても、1人が100ページ閲覧しても、PV数は100になります。また、1人のユーザーが、Webサイト内で10ページを閲覧した場合PV数は10になりますが、セッション数は基本的に1となります。
セッション数
「ユーザーがWebサイトを訪れた回数」を示す数値。基本的に、Webサイト訪問から離脱までを1セッションととらえます。1つのセッションが継続する期間や条件は、アクセス解析ツールにより異なるので、仕様を確認する必要があります。
離脱率
「サイトから離脱したユーザーがどのくらいの割合でいるか」を示す数値。「離脱」は、ユーザーが他のサイトに移動したり画面を閉じたりして、アクセスしているページから離れることを指します。
直帰率
「1ページしか閲覧していないセッションの割合」を示す数値。ユーザーが最初に訪問したページだけを見て、サイトから離脱することを「直帰」といいます。
コンバージョン率(CVR)
「Webサイトを訪れたユーザーのうち、どのくらいの割合の方がコンバージョンに至ったか」を示す数値。コンバージョンの内容は、商品購入や問い合わせ、資料請求、会員登録、無料体験への申込みなど、目標設定によって異なります。
目的
アクセス解析の目的は、Webサイト上で成果を上げる(コンバージョン数を増加させる)ために改善点を見つけることです。
アクセス解析することで、ユーザー像やユーザーの行動・潜在的なニーズを把握することができ、どのようなコンテンツ・導線が有効であるのか把握することができます。
無料ツール
アクセス解析ツールには種類がありますが、今回は初心者の方でも使いやすい、無料で利用できるアクセス解析ツールを2つ紹介いたします。
Google Analytics
Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。
アクセス解析ツールの代名詞的な存在とされており、これ一つで基本的な部分はほとんど解析できます。実際に多くの企業が利用しています。ユーザー属性などの他に、サイト訪問後のエンゲージメント(ユーザーの反応)を可視化することができます。
Google Search Console
こちらもGoogleが無料で提供するアクセス解析ツールです。検索キーワード・トラフィックなどのデータ解析が可能で、サイト訪問前の行動把握やSEOの効果検証に役立ちます。