UXとはユーザーエクスペリエンスの略称のことで、「ユーザーがモノやサービスを通じて得られる体験」を表す言葉です。ユーザーが商品を選んで購入し、使用した後、再度購入したいと思うまでの全工程が「ユーザー体験」、すなわちUXと捉えることが出来ます。
これまでのUXの視点に基づかないサービスは、ユーザーが何かを消費する際、企業が提供するのはあくまでもユーザーが購入する商品やサービスそのものとなります。例えば、洋服を購入するなら「洋服」商品本体ということです。逆にUXの視点に基づいたサービスは、商品やサービス購入前後の体験を含め、全ての工程を企業が提供していることになります。
最終的に提供するものが「洋服」であったとしても、購入までや購入後に感じた付加価値があれば、それもUX（ユーザー体験）ということになります。現在、スマートフォンやタブレットが普及し、情報がどこでも簡単に手に入り、差別化要因も少ない状況で、多くの情報に触れているユーザーたちは、より良い体験が得られたかを重視視するようになっています。その為、UX戦略を検討し、対策をする必要があり、その考えを取り入れることで自社の事業やサービスに独自性が生まれ、差別化に繋げることが出来ます。