クラスター分析とは?わかりやすく解説します。
こんにちはクラスターマニアのためごろうです。
今回は、「クラスター分析」について、解説します。
クラスター分析はデータを統計・分析する数学的手法のため、難しい数学の解説がたくさんでてきます。
なので、拒絶反応が出るかもしれませんが、クラスター分析はマーケティングにおいて、とても優れた分析手法です。
単なる数字の集まりだったデータから、貴重なマーケティング情報をゲットできます。
今回の記事では、名前だけでも覚えて帰ってください!的なシンプルさを目指しますので、大きなイメージでお伝えできればと思います。
クラスターの意味
ところで、クラスターという言葉は、新型コロナウィルスのニュースでよく耳にしましたね。
改めて調べると、このような意味だそうです。
共通の感染源を持つ5人以上の感染者の集団
つまり集団ってことですね。
英語だと、ブドウなどの房(ふさ)や、群れ、集団という意味です。
クラスター分析とは、この集団を分析して、いくつかのグループに分けることです。
とはいえ、性別や年齢層別、在住地域別など、始めからはっきり分類基準がわかっているものを、集団に分けるのはクラスター分析とは呼べません。
クラスター分析の場合は、性別などの基準がはっきりしていないデータを分類する場合に用いるケースが多いです。
クラスター分析でわかること
クラスター分析では、生活者の購買データやアンケートで聴取した趣味嗜好などから、クラスター分けします。
クラスター分析を行うと、データにどのような関係が存在するかを把握できるようになります。
また、売上に直結するようなデータをピックアップできます。
つまり、売上に貢献するユーザーのクラスターが把握できるようになります。
ECサイトのイメージで言うと、購入金額と関連性が高いユーザーが以下のグループに分類されるイメージです。
・商品の知名度(ブランド力)を重視するグループ 構成比約55%
・価格を重視するグループ 構成比約35%
・新しさや話題性を重視するグループ 構成比約10%
グループ化されることで、何に重点を置くべきかが明確となると思います。
クラスター分析はデータをグループ化することで、組織が実施するマーケティングに明確な方向性を打ち立てられます。
クラスター分析の種類
クラスター分析には階層クラスター分析、非階層クラスター分析の2種類の方法があります。
今回の記事は、冒頭でもお伝えした通り、名前だけでも覚えて帰ってくださいという、簡単な内容を目指していますので、詳しい解説は割愛しますので、以下の図でイメージだけでもお伝えできればと思います。
階層クラスターを説明するときに、なぜか寿司ネタで説明する傾向が見受けられます。
例として分かりやすいのは、日本人の好きな食べ物で常に上位なのに、食べるネタに偏りがあるからだと思います。
光り物がダメな人もいれば、貝類を食べない人、まぐろしか食べない人、まぐろだけは食べない人、、、
クラスター分析を行うと、好きな寿司ネタ、苦手な寿司ネタのような顧客別の嗜好で、店の顧客を特徴づけることができます。
急に話が大きくなりますが、我々を取り巻く環境は、何らかの規則に則っているようで、直観では理解できないことが多々あります。
こうして一見無秩序に見える状況に秩序を見出す、つまりは非構造データを構造化する。
これに利用するのがクラスター分析となります。
オノフでは、クラスター分析が初めてというお客様も、頻繁にクラスター分析を行っているお客様でも、クラスター分析を行うに至った背景や課題をヒアリングし、課題やご予算に沿った調査手法、内容をご提案させていただきます。
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