『美容室・エステサロン』ロイヤルユーザー層はどんな人?
前回の調査結果で、20代~60代女性の美容室の利用頻度は「3ヶ月に1回程度」で、利用する際の平均金額は10,000円以下が7割、重視するポイントは「自分に合う施術をしてくれる」が多いことがわかりました。
今回は、美容室・フェイシャルエステにおける『ロイヤルユーザー層』がどのような人なのか調査してみました。
ロイヤルユーザー層の年代は20代が3割超
美容室・フェイシャルエステのロイヤルユーザー層の年代構成は、どのようになっているのでしょう?
美容室のロイヤルユーザー層の年代構成比を見てみると、20代が36.1%と最も高く、全体と比較すると1割以上も多いようです。
フェイシャルエステのロイヤルユーザー層の年代構成比も、美容室と同様で、20代が3割を超えました。
※美容室ロイヤル層:美容室を月1回以上利用かつ平均利用金額1万円以上
※フェイシャルエステロイヤル層:フェイシャルエステを1年以内に利用かつ平均利用金額1万円以上
美容室年代構成比
フェイシャルエステサロン年代構成比
ロイヤルユーザー層の年収は全体を大きく上回る
では、各ロイヤルユーザー層の年収についてはどうでしょうか。
美容室の層別に年収を比較すると、ロイヤルユーザー層の世帯年収(加重平均)は689.0万円で、他の層を大きく上回りました。
全体と比較すると100万円以上の差があります。
フェイシャルエステでは、ロイヤルユーザー層の世帯年収(加重平均)が790.6万円でこちらも他の層を大きく上回り、さらに美容室のロイヤルユーザー層も上回る結果になりました。
美容室ロイヤルユーザー層の利用媒体は「テレビ」が最多
美容室のロイヤルユーザー層は、普段、どのメディア・媒体やSNSを利用しているのでしょう?
各媒体の1日1時間以上の接触について聞いてみたところ、「テレビ」「インターネット(スマホ)」が5割を超えました。
また、「インターネット(タブレット)」「ラジオ」「本・書籍」なども全体よりも高い割合になっています。
SNSやWebサイトの1日1回以上の利用については、「Yahoo!JAPAN」を除く項目で全体より高いスコアとなり、頻繁に利用している様子がうかがえました。
フェイシャルエステロイヤル層の最多利用媒体は「インターネット(スマホ)」
次いで、フェイシャルエステのロイヤルユーザー層に、普段どのメディア・媒体やSNSを利用しているのか聞いてみました。
各媒体の1日1時間以上の接触については、「インターネット(スマホ)」が最も多く、また、「テレビ」以外の項目が全体より高い割合になっています。
SNSやWebサイトの1日1回以上の利用については、美容室ユーザー同様、「Yahoo!JAPAN」を除く項目で全体より高いスコアになりました。
美容室・フェイシャルエステのロイヤルユーザー層は20代が多く、世帯年収が全体を大きく上回っていることが明らかになりました。
また、媒体はテレビやインターネット(スマホ)の利用率が高く、SNS ・Webサイトも頻繁に利用しているようです。次回は、ロイヤルユーザー層の意識・実態を明らかにしてみたいと思います。
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