『美容室・エステサロン』利用頻度・金額・重視する点は?
デジタルマーケティングカンパニー・オノフの編集長のためごろうです。
美容意識の高い女性の味方である美容室やエステサロン。(※)
自宅でセルフケアを実践していても、ときにはプロの施術できれいになりたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
今回は、美容室とエステサロンの利用頻度や金額、利用の際に重視するポイントについて調査しました。
※エステとはフェイシャルエステのことを指します。
美容室は「3ヶ月に1回程度」が最多
美容室とエステサロンはどのくらいの頻度で利用しているのでしょう?
20代~60代の女性を対象に美容室の利用頻度を聞いてみたところ、全体ベースでは「3ヶ月に1回程度」が26.3%と最も多く、「月1回以上」は12.7%になりました。
利用頻度は髪の長さにもよりますが、ある程度の長さがあるスタイルでも、3ヶ月あたりで、スタイルの崩れが気になるタイミングなのかもしれません。
同様にエステサロンの利用頻度では、「1年以内利用経験者」は全体の38.5%、「月1回以上」は4.5%と、頻繁に通っている人は少ないようです。
美容室1回あたりの金額は「10,000円以下」が多い
それでは、美容室やエステサロンを利用する際の平均金額はいくらになるでしょうか?
美容室での1回あたりの平均利用金額を聞いてみたところ、10,000円以下が70.4%になり、10,001円~20,000円以下は25.4%、20,001円以上は4.1%です。(加重平均金額は8,174円)
美容室が設定している料金は様々ですが、カラーやパーマはせずカットだけの利用なら費用が抑えられますね。
エステサロンでの1回あたりの平均利用金額は、10,000円以下が58.7%、10,001~20,000円以下は30.0%、20,001円以上は11.1%でした。(加重平均金額は10,867円)
前述の、「美容室の利用頻度」「美容室の平均利用金額」「エステの利用経験*」「エステの1回あたりの平均利用金額」から、利用構造実態を以下のようにまとめました。
1年以内利用経験者を月平均金額に応じて美容室は3段階に、エステサロンは2段階に分類。
美容室利用者のうち「月に1回以上利用あり」かつ「1回の平均利用金額10,001円以上(加重平均以上)」を美容室ロイヤルユーザー層、エステサロン利用者のうち「1年以内エステ利用あり*」かつ「1回の平均利用金額10,001円以上」をエステロイヤルユーザー層と定義します。
美容室・エステで重視する点は「自分に合う施術をしてくれる」こと
美容室・エステサロンを利用する際に、重視する点はどのようなことでしょう?
美容室の利用重視点を聞いてみたところ、全体ベースでみると「自分に合う施術をしてくれる」が4割と最も高く、次いで「スタッフの技術力が高い」「家から近い」となりました。
美容室のロイヤルユーザー層は、上位は全体ベースと変わりませんが、「親身になって相談に乗ってくれる」(27.8%)などのサービスの質に関する項目が他の層よりも高いことから、髪の悩みを解決してくれるのかを重視している様子がうかがえます。
エステの利用重視点は、全体ベースでみると、美容室同様「自分に合う施術をしてくれる」が4割と最も高く、次いで「施術効果が出る」「スタッフの技術力が高い」となりました。
エステのロイヤルユーザー層では、「施術効果が出る」「スタッフの技術力が高い」は同率1位ですが、全体ベースよりやや低め。
一方、「自分の事を理解してくれるスタッフがいる」(35.5%)「スタッフに友達や、知り合いがいる」(17.7%)が全体よりも高いことから、スタッフへの信頼が他の層と異なっているのかもしれません。
美容室・エステサロンの利用頻度は「3ヶ月に1回程度」(美容室)で、1回の平均金額は10,000円以下が最も多いことがわかりました。
また、「自分に合う施術をしてくれる」という点を重視している人が多いようです。
今回は全体を通して分析してみましたが、次回は美容室・エステサロンにおける『ロイヤルユーザー層』に焦点を当て、深堀してみたいと思います。
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