『SDGs』が与える印象は?(第2回SDGs調査)
前回の調査結果で「SDGs」への関心度は、前回の調査時から3ポイント程度上昇しており、また、優先的に解決すべきだと考えている項目は、前回と同様に医療・貧困・自然災害など日々のくらしに関係する内容ということがわかりました。
では、「SDGs」に取り組んでいる企業や、商品・サービスへの印象はどのようなものになるのでしょう?
今回は、「SDGsへの印象」についてのアンケート結果をお届けします。
半数以上が「SDGs」への取り組みに好感を持っている
「SDGs」に取り組む企業への印象を聞いてみたところ、良いと回答した割合は、
「良い印象がある」 | 21.9% |
「やや良い印象がある」 | 33.6% |
という結果になりました。
良い印象という回答は、全体で55.5%と半数以上になり、前回と同じ数値でした。
属性別で見てみると、男性よりも女性の方が好印象を抱いており、特に60代女性では74.3%と非常に高い割合になっています。
前回との差分を見てみると、40代男性は大きく伸びているようですが、女性は全体で微減傾向が見られました。
「SDGs」に取り組む企業に対してどのような印象がありますか?
「SDGs」への取り組みはあまり影響していない
「SDGs」の取り組みが商品やサービスを選ぶ際に影響するか聞いてみたところ、影響すると回答した割合は、
「影響する」 | 8.4% |
「やや影響する」 | 26.9% |
という結果になりました。
影響するという回答は全体で35.3%となり、前回とほぼ変わっていないようです。
性年代別では60代女性、職業別では「経営者・役員」「学生」でそれぞれ高い割合になりました。
前回との差分を見てみると、40代男性は影響度が上がっているようですが、「公務員」「経営者・役員」では大きく下がっています。
「SDGs」への取り組みの有無は商品やサービスを選ぶ際に影響しますか?
「SDGs」に取り組む企業への印象は、前回と同じく半数以上の人が好感を持っており、また、商品やサービスを選ぶ際の影響についても、前回とほぼ変わらずあまり影響していないということがわかりました。
前回と比較すると「SDGs」の認知度は高まっているものの、企業の印象や商品・サービスへの影響が高まるまでには至っていないようです。
それでは、「自分自身」「日本」「企業」の観点で、優先的に取り組むべきだと考えている項目や、今後の行動・捉え方はどのようなものになるのでしょうか?
次回は、SDGsへの取り組みに関するアンケート結果をお届けします。
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