『SDGs』どこに関心が向けられている?(第2回SDGs調査)
前回の調査結果で「SDGs」「サステイナブル」の認知度は、前回の調査時から上昇傾向にあり、特に「サステイナブル」においては、60代男性で大幅に伸びていることがわかりました。
では、『SDGs』への関心の度合いや、取り組むべきだと考えている項目は、どのようなものになるのでしょう?今回は、SDGsへの関心についてのアンケート結果をお届けします。
「SDGs」関心度は前回から約3割上昇
「SDGs」について関心があるのかを聞いてみたところ、関心ありと回答した割合は、
「関心がある」 | 12.2% |
「やや関心がある」 | 31.6% |
という結果になりました。
関心があるという回答は全体で43.7%となり、前回より3.7ポイント上昇していましたが、認知度と比べると関心度の伸びはやや低いようです。
性年代別では20代男性と60代女性、職業別では「経営者・役員」「学生」でそれぞれ高い割合になりました。
前回との差分を見てみると、40代男性は大きく伸びているようですが、「公務員」「経営者・役員」では下がっています。
「SDGs」について関心がありますか?
関心の先は前回と同じく日常生活に関わる内容
『SDGs』関連の17項目のうち、優先的に解決すべきだと考えている上位項目は、
「すべての人が健康的な生活をおくれるよう、必要な医療等が受けられるようにすること」 | 33.9% |
「貧困をなくしていくこと」 | 32.4% |
「気候変動や自然災害への対策を確立すること」 | 31.7% |
という結果になりました。
前回と比較すると、「性差別のない社会を実現すること」が3ポイントほど伸びており、特に20代女性で高い傾向が見られました。
職業別で見てみると、経営者・役員で「海洋汚染を防止し、世界の海と海洋資源を持続可能な形で保全すること」が高くなっています。
優先的に解決すべきだと思う項目をお選びください
「SDGs」への関心度は、前回の調査時から3ポイント程度上昇しており、また、優先的に解決すべきだと考えている項目は、医療・貧困・自然災害など日々のくらしに関係する内容ということがわかりました。
優先的に解決すべきだと考えている項目においては、前回よりも「性差別のない社会を実現すること」が伸びていることから、昨今の政治家の発言が影響している可能性が考えられます。
それでは、「SDGs」に取り組んでいる企業や、商品・サービスへの印象はどのようなものでしょうか?
次回は、SDGsへの印象についてのアンケート結果をお届けします。
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