メルマガの効果測定ってなに?その重要性とは?
メルマガを運用する上で大切な効果測定。しかし、メルマガの効果測定ってどうやってやればいいの?そもそも効果測定って必要なの?と思っている人もいるのではないでしょうか。
今回は、効果測定をするときに押さえておきたいポイントをお伝えします。効果的なメルマガの配信方法について知りたいという人はこちらの記事もチェックしてみてください。
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効果測定とは?
効果測定とはコンテンツに対してユーザーがどう反応したかを数値化し、どれだけ効果があったのか確認することです。メルマガ本来の目的は、「顧客との関係性向上」や「認知度向上」を高めていくこと。効果が出ないからといって、配信したメールがどのくらい読まれているのか、どのくらい売上につながっているのかを知らないまま配信をやめてしまうのはもったいないことです。
効果測定で数値が低い原因を追及し、見出しやテキスト、レイアウトを変えるだけでも効果が期待できますよ。ユーザーの反応が悪いからという理由で諦める前に、まずはしっかりと効果測定を行いましょう。
メルマガ改善の際、見るべきポイント
効果測定の指標はたくさんありますが、今回は特に注目してほしい3つのポイントをお伝えします。何からみれば良いのかわからないという方は、これらのポイントに注目してみてください。
開封率の平均は約20%。改善のポイントは件名にあり
開封率とは、配信したメルマガがどのくらいの読者に開封されたのかを指す数値のことです。これは「開封数÷配信エラーを除く配信成功したメール件数×100」で算出されます。メールが開封された後、クリック数やコンバージョン数などの獲得につながるため、開封率は注目するべき指標といってよいでしょう。
開封率の平均は、関係性の高いロイヤルユーザーの場合全体で約20%、関係性の薄いユーザーの場合約5~10%といわれています。また、観光/エンターテイメント/ホスピタリティは約27%、NPO/行政サービスは約30%と業界によって平均値は異なります。
開封率が伸びず悩んでいる場合、件名に原因があることがほとんど。さらに、PCよりもスマートフォンの方が開封率が高いというデータもあります。スマートフォンで閲覧してもらうことを前提に、ユーザーにとって分かりやすい件名を作るなど工夫してみましょう。
クリック率の分析がユーザーに刺さるメルマガを作る
クリック率(CTR)とは、送信したメールのうち何割の受信者がメール内のリンクをクリックしたかを示す数字のこと。つまり、リンクが多くクリックされているほど、その情報はユーザーの興味を引いていることになります。クリック率が多いほど宣伝効果が高いため、こちらも重要な指標になりますよ。
クリック率の目安は開封率の10分の1。「クリック数÷メルマガの配信数×100」で算出され、業界や企業によって平均値は違います。広告/マーケティング/PR/メディア/デザインは約3.3%、NPO/行政サービスは約4.0%というデータも。メルマガを打つ業界の平均率をチェックしてから目標を設定しましょう。
効果測定の時は、リンクごとに前後に配信した数値とどれだけ変化があったか見てみましょう。
コンバージョン率
コンバージョン率(CVR)とは、メルマガから他のアクションを起こした人の割合のこと。代表的な具体例として「メルマガから外部ページのフォーム登録をした」、「商品を購入した」、「電話問い合わせがあった」などがあります。「メルマガの総配信数÷コンバージョン完了数」×100で算出され、目安はクリック率の10分の1程度といわれています。
コンバージョン率を分析するときは、メルマガの配信内容がユーザーの興味関心にマッチしているか見直してみるとよいでしょう。獲得できたコンバージョン率の中でもユーザーがどのような行動を取ったのか併せて見ると、より分析しやすくなりますよ。
ユーザーの反応を得るためにはリンク先のランディングページなども重要になります。メルマガからコンバージョンまでの流れを分析することも重要なので、購入までの流れを細かく分析してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?効果測定で重要なのは数値を見るときになぜ上がったか、なぜ下がったかを推察すること。分析後は仮説を立ててそれを実行し、効果を検証するPDCAを回すことが効果を生むメルマガにつながりますよ。
オノフのブログでは、他にもメルマガに関する記事を掲載しています。気になる方はこちらから参照してみてください。