コロナ禍により停滞中の、日本経済に対する官民一体型の消費喚起キャンペーンである「GoToキャンペーン」事業。
その中の一つ『GoTo Travelキャンペーン』についての調査結果を、過去3回にわたってお届けしました。
今回は今後、随時開催予定の『GoTo Eat』『GoTo Event』『GoTo商店街』を含めた『GoTo キャンペーン』事業全体に対する意識調査を行いました。
「Travel」以外のキャンペーンは、あまり知られていない…
『Travelキャンペーン』については、様々なメディアで報道されたため、83.0%の人が「知っていた」と回答しており、その認知度の高さがうかがえます。
その一方で、『Eatキャンペーン』『Eventキャンペーン』『商店街キャンペーン』を知っている人はどれも30%を切る結果となり、認知度は著しく下がる結果となりました。
各GoToキャンペーン事業についてどう思いますか?
『Travelキャンペーン』は「良いと思う」が20.0%、「良くないと思う」が27.9%と、他のキャンペーンと比較すると否定的な意見が多く、より明確な意見を持っている人が多いという印象です。
「良いと思う」「やや良いと思う」の合計で見ると、『商店街キャンペーン』が最も多い57.1%、次いで『Eatキャンペーン』が56.6%でした。
GoToキャンペーン。利用するなら、どのキャンペーン?
「利用したい」の回答比率が最も高かったのは『Travelキャンペーン』で18.6%でしたが、「利用したい」「やや利用したい」の合計で見ると『Eatキャンペーン』が最も多い48.1%、次いで『商店街キャンペーン』が44.1%となりました。
今回の調査結果を振り返ると、すでに開催されている『Travelキャンペーン』は認知度が高いものの、いまだ準備段階である『Eatキャンペーン』『Eventキャンペーン』『商店街キャンペーン』については、まだまだ浸透していないという背景が浮かび上がりました。
意識についても、『Travel』『Event』のように遠方への移動や、密な状況を生みやすいことへの危機感はいまだ高く、普段の暮らしや地域に密着した『Eat』『商店街』の方が、若干肯定的な意見が多いことがうかがえます。
まだまだ余談を許さないコロナ禍の中、『GoToキャンペーン』事業が計画されるなど、自粛要請解除後の暮らしにも変化が生じてきました。
Withコロナの生活が本格化して早6ヶ月。身近な日用品の使用頻度や用途などは、どのように変化したのでしょう?
次回は、一時品切れが相次いでいた「ティッシュペーパー」の使用状況に関するアンケート結果をお届けします。
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