買い物を制限しなければいけない状況が続いた反動で、普段は買わないものを思わず購入してしまったり、普段より多めに買う、高い買い物をしてしまうといった『リバウンド消費』や『反動買い』。
緊急事態宣言解除後から、withコロナ時代の新たな購買行動が見られるようになりました。
自粛中のコロナ疲れからくるストレス解消として、ついたくさん買い物をしてしまったという人は少なくないでしょう。
今回は、「リバウンド消費・反動買いについて」の調査結果をお届けします。
若年層に反動買いをする傾向が見られる
反動買いの実施と今後の予定について聞いたところ、「反動買いをした」と回答した人は19.2%になりました。
属性別に見てみると、20代男性が特に高く、次いで20代女性となっており、若年層に反動買いをする傾向が見受けられました。
「今後反動買いをする予定がある」と回答した人は17.8%で、属性別に見てみると、こちらも男女ともに20代が全体より高い割合になりました。
反動買いしたものは“食”に関するものが多い
自粛解除後に反動買いをしたものを見てみると、「普段よりも高級な外食」が29.9%と最も高く、次いで「スイーツやお菓子」が28.2%と、”食”に関するものを購入していた人が比較的多いということが分かりました。
反動買いをしたものを属性別に見てみると「普段より高級な外食」は30代男性が最も高く、「スイーツやお菓子」は男女ともに50代が、「国内旅行」は20代と50代の男性が多いようです。
「洋服や装飾品」と回答したのは全体的に女性が多いという結果になりました。
国内旅行を反動買いする予定
今後、反動買いを予定しているものを見てみると、「国内旅行」が最も高く42.4%、次いで「普段よりも高級な外食」が30.6%、「スイーツやお菓子」が22.7%になりました。
前述の反動買いをした結果と同じカテゴリーのものが高い傾向が見られましたが、「国内旅行」はとくに予定している割合が高いことが分かりました。反動買いを予定しているものを属性別に見てみると、「国内旅行」は50代と60代男性が、「スイーツやお菓子」は30代女性が特に高いようです。
若年層で特に20代の男女に反動買いをする傾向が見られました。
また、反動買いをしたものとしては“食”に関するものが多く、反動買いをする予定のものとしては「国内旅行」という結果になりました。
“食”と“旅行”に関する意見が多数見受けられることから、『Go To キャンペーン』を利用した、もしくは利用する予定があるのかもしれないですね。
コロナ渦で新たな購買行動、『リバウンド消費』や『反動買い』が見られましたが、それ以外で、自らをねぎらうために出費を許容する際は、いくらぐらいのどのような商品が購入されているのでしょうか?
次回は、『自分へのご褒美』購入商品・頻度についての調査結果をお届けします。
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