前回の調査で、現在はまだ外食の利用を敬遠する傾向にあり、感染への不安が理由になっていることがわかりました。
一方で、利用の増加傾向が見られるデリバリー・テイクアウトですが、今後の意向はどのようになるのでしょう?
今回は、今後の外食・デリバリー・テイクアウトにおける『デリバリー・テイクアウト編』をお届けします。
デリバリー・テイクアウトの利用意向は高め
今後の意向として「デリバリーサービス」は61.8%、「飲食店のテイクアウトメニュー」は73.1%の人が利用を考えているようです。
自宅での料理は献立のバリエーションが単調になりがちですが、デリバリーやテイクアウトの選択肢が増えることで、選べる楽しみがあり、家事の時短にもなると考えている人も多いのではないでしょうか。
感染症対策に不信感を抱いているという声も
デリバリーやテイクアウトを利用しない理由としては、「利用する機会がないから」が40.5%で、次に「お店が新型コロナウイルス対策をしているかわからないから」が19.5%でした。
属性別に見ると60代男女からの意見が多く、特に「配達員が対策をしているかわからない」「お店が対策をしているかわからない」は、全体で見ても高い割合になりました。
目に見えない不安から、配達員や店舗の感染症対策に対して不信感を抱いていると推測されます。
デリバリーの利用を増やしたい人は僅か
今後のデリバリーの利用について、全体の14.3%が利用を増やしたいと回答しています。
性年代別に見ると、男女ともに20代が比較的高く、50代以上は低い傾向が見られました。
若年層は積極的に利用をしたいと考えているようです。
デリバリーよりテイクアウトの方が利用増意向が高め
今後のテイクアウトの利用について、全体の20.6%が利用を増やしたいと回答しています。
性年代別に見ると、こちらも男女ともに20代が比較的高く、50代以上は低い傾向が見られました。
直接店舗に商品を受け取りに行くことによりデリバリーと比べてコストが掛からない分、購入金額を安く抑えることができるので、テイクアウトの方が利用しやすいといえそうです。
今後のデリバリー・テイクアウトの利用意向は高く、特にテイクアウトの利用を増やしたいと考えている人が比較的多いことがわかりました。
昨年『軽減税率制度』が導入されましたが、デリバリーの利用を増やしたいという意向があまり見受けられない背景には、Go To Eatキャンペーンで、デリバリーサービスが対象外になっていることも一因かもしれないですね。
10月27日から11月9日までの2週間にわたり、読書を推進するイベントなどが行われる読書週間がはじまります。
自宅で過ごす時間が増えたことから読書をする機会も増えたのではないでしょうか?
最近の読書の実態はどのようになっているのでしょう?
次回は、読書習慣の有無についての調査結果をお届けします。
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