(前回の記事)前回の調査結果で、ストック・備蓄する食材は使用頻度が高く、日持ちするものや調理が簡単なものが多いということがわかりましたが、ストックしている理由や意向にはどのようなものがあるでしょうか。また、新型コロナによる緊急事態宣言が解除された後ではどのように変化したでしょうか?
今回は、食材をストックしている理由・意向・変化についての調査結果をお届けします。
腐りにくいことが最多の理由に
ストック・備蓄している理由を食品ごとに見てみると、「腐りにくいので」という項目が多くの食品に当てはまっている結果になりました。
次いで「すぐに使い切ってしまうので」「好きな食材だから」という理由から、多めにストックをしているようです。
今後ストックしたい食材も腐りにくいもの
今後ストック・備蓄したい食材は「カップ麺や乾麺」が51.4%と最も多く、次いで「米やパン、麺類など」が47.9%、「缶詰め」が47.4%、「飲料」が47.0%と、日持ちする腐りにくいものが上位を占めました。
性年代別で見てみると、主婦層が多いと思われる50代以上の女性は、様々な食品においてストックしておきたいと考えていることがわかりました。
時短食材は増加傾向に
緊急事態宣言後の食材ごとのストック増減を見てみると、「ミールキット(食材とレシピがセットになったもの)」が最も多く49.1%の人が増えたと回答しており、次いで増えた食材は「カップ麺や乾麺」が34.1%、「レトルト食品」が32.4%、「飲料」が31.5%となりました。
自宅で食事をする機会が増え、人気が高まっているミールキットは、料理の負担が軽減できる時短食材としてストックの増加が予想されます。
緊急事態宣言後も、料理の負担が軽減できる食材や日持ちする食材をストックしていることがわかりました。
新型コロナウィルスの影響や、相次ぐ自然災害は家庭内の備蓄を見直すきっかけになったのかもしれません。
常に新しい非常食を備蓄する“ローリングストック”の広まりにも注目したいところです。
自粛要請の段階的な緩和により徐々に外食の機会も増えつつありますが、ウイルス感染への懸念が消えない状況のなか、飲食業界を支援する『Go To Eatキャンペーン』がスタートしました。
『Go To キャンペーン』事業の第2弾となる施策ですが、どのくらいの人に認知されているのでしょう?
次回は、『Go To Eat キャンペーン』の認知に関するアンケートをお届けします。
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