食品の通信販売 利用頻度・購入商品は?
緊急事態宣言にともなう外出自粛要請を受け、需要が拡大した食品通販市場。
『お取り寄せグルメ』や『フードロス』に注目が集まる一方で、『食品通販』の利用はさらに増加の一途をたどっているといえます。
その後、外出自粛は段階的に緩和されましたが、現在の「食品通販」の利用状況は一体どのようになっているのでしょう?
今回は、食品の通信販売を利用する頻度や購入品についての調査結果をお届けします。
ECサイトは利用頻度が高い傾向に
どのような通信販売を利用しているのかを見てみると、ECサイトが62.1%と最も多く、頻度としては3割以上の人が月に1回以上、ECサイトで食品を購入していることがわかりました。
次いで、食品宅配サービス、ネットスーパーとなっていますが、利用したことがある人は非常に少ないようです。
普段からECサイトを利用している人にとっては、通信販売が生活に密着していることから、食品の購入頻度も高いのかもしれません。
緊急事態宣言以降の変化は見られない
緊急事態宣言後に利用回数が増えた通信販売は「ラジオの通販番組」が4割と比較的高く、購入頻度が最も高い「ECサイト」に関しては、利用回数は3割弱の人が増えたと回答しています。
全体的に見てみると、緊急事態宣言前と現在を比較した利用の増減に、さほど変化はないという結果になりました。
献立作りに役立つものは宅配サービス・ネットスーパーで
どのような食材を購入しているのかを通信販売サービスごとに見てみると、ECサイトは「お菓子」「飲料」「嗜好品」を購入する割合が高い傾向になっています。
食材宅配サービスでは「冷凍食品」「野菜・果物」「肉・肉加工品」、ネットスーパーでは「米やパン・麺類など」が多くなっており、おかずや主食になる食材を購入している人が多いようです。
食品の通信販売はECサイトを利用する人が多数を占め、3割以上が月に複数回購入していることがわかりました。
宅配サービスやネットスーパーを利用している人は少数ですが、毎日の献立作りに役立つ食材を購入しているようです。
わたしたち消費者にとって便利な通信販売ですが、通信販売を使って購入する理由・購入しない理由や意向はどのようなものが挙げられるのでしょうか?
次回は、「食品の通信販売 利用理由・意向」についてのアンケート結果をお届けします。
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