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『SDGs』が与える印象は?
(前回の記事)で、『SDGs』は、男女ともに20代と60代から関心を集めており、その中でも高い関心が寄せられている項目は、自然災害と医療に関するものでした。今回は、『SDGs』に対する印象と、その影響についての調査結果をお届けします。
半数以上が好感を持っている
『SDGs』に取り組んでいる企業に対して、「良い印象がある」と回答した人は21.0%にとどまるものの、「やや良い印象がある」の34.5%を含めると、過半数を超える55.5%の人が良い印象を持っているという結果になりました。属性別で見ると、男性よりも女性の方が好印象を抱いているようです。
『SDGs』に取り組んでいるという事実は、消費行動に影響を与えているのか?
『SDGs』への取り組みが、商品やサービスを選ぶ際に影響するかについて、「影響する」と回答した人は、わずか8.5%。「やや影響する」の27.0%を含めても「影響がある」と回答した人は全体で35.5%にとどまりました。
多くの人は、『SDGs』への取り組みの有無が、商品を購入する際の決定打としては考えていないことが推測されます。
今回の調査では、『SDGs』に取り組む企業に対して、半数以上の人が良い印象を持っている反面、この取り組み自体が、商品・サービスを選ぶ基準として影響しているわけではないことが見て取れます。
イメージの向上だけに終わらせず、いかに消費活動へとつなげていくのか?『SDGs』に取り組む企業が向き合わなければならない、今後の課題が浮き彫りとなりました。
さて、『SDGs』が掲げる17の目標ですが、具体的に誰が何に取り組んでいくのか?
しっかりと認識されている方は、どのくらいいるのでしょう?
次回は「SDGsへの取り組み」に関するアンケート結果をお届けします。
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