コロナ渦での夏季休暇。気になる帰省状況は?
(前回の記事)新型コロナウィルス感染症が再び拡大する中で迎えた、お盆の季節。
“感染予防”と “積極的な外出” という、相反する目的を内包することになった『GoToトラベルキャンペーン』は、アンケート結果から多くの人を悩ませるものとなっていた様子でした。
さて例年であれば、帰省ラッシュを迎える時期ですが、みなさんはどうされましたか?
今回は、お盆・夏休みの帰省状況に関する調査結果をお届けします。
帰省を控えた人が圧倒的多数を占める
休み期間中に「帰省した」と回答した人は14.6%にとどまり、「帰省しなかった」が77.6%と大多数を占めました。
また、地域別に見ると「帰省しなかった」という意見が多いのは「一都三県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)」で82.4%となり、東京圏では意識的に帰省を控えていたことがうかがえます。
家族間のコミュニケーションもオンライン化へ
帰省しなかった人を対象に、帰省の代わりに実施したことはあるかを聞いたところ、「実施したことがある」と回答した人は34.8%。具体的な内容としては「電話で話す」が42.2%、「LINEなどで連絡・メッセージを送る」が21.1%と、直接顔を出せないまでも、何かしらの手段でコミュニケーションを図っていたことがうかがえます。
次いで、「おみやげ物などを贈る」という意見があることから、“オンライン帰省土産”の需要も高まっていたのかもしれません。
ある程度予想通りではありますが、今年は、多くの人が帰省していないという結果になりました。
とはいえ、電話やLINEで連絡をとる“オンライン帰省”をしたという声も多く、これまでビデオ通話の経験がなかった人にとっても、コミュニケーションのオンライン化を加速させるきっかけになったかもしれません。
今後も家族間のコミュニケーションの1つとして、オンラインは活用できそうですね。
今回の調査では、帰省をしたという回答が2割以下にとどまりましたが、帰省した人の帰省先や帰省手段などはどのような結果になったのでしょうか?
次回は、お盆休みの帰省先・帰省手段・過ごし方に関するアンケート結果をお届けします。
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