商品開発の調査事例 ハナマルキ様
今回は、株式会社オノフが運営している調査システム「みんなのプロジェクト」に参画いただいているハナマルキ株式会社(以下ハナマルキ)に、調査データをどのように商品開発に活用しているか、担当の川上さんにお聞きしました。
取材概要
味噌や塩こうじで有名な『ハナマルキ』。商品をより身近に感じてもらえるよう商品コンセプトの開発に取り組む川上さんに、お客様の声を開発に生かすための取り組みについて伺いました。
実際に手を取っていただいたうえでのインタビュー
『ハナマルキ』ではお客様の生の声を大切にされており、新商品の発売やリニューアルのタイミングで調査を実施されているとのことです。
「お味噌は時代の流れと共に、家庭で受け入れられる味、好まれる量が変化し続けているので、その時代の家庭で愛されるように日々、商品開発を心がけいます」。
『ハナマルキ』では、商品開発時にモニターとして参加していただく方の家庭に商品を届け、使い方を具体的にヒアリングしているのだそう。
「ここで、実際に使われてみた感想や改善点を1対1でヒアリングすることで、定量調査ではみえなかったお客様の新鮮な反応を得ることができるんです」。
※みんなのプロジェクトでは参加している会員(みんプロメンバー)を自社でリクルートすることも可能なので、スピードを求められるコンセプト調査で活用頂いております。
お客様によりそうパッケージを目指し細かく改善
また、商品の特長がお客様に伝わっているか?リニューアル前に何度もパッケージ調査を実施することもあるそうです。限られたスペースの中で、どう伝えたいか、お客様にどう伝わるかを検討し、デザインに対しての反応を聴取されています。
「例えば、何年も熟成されたお味噌を販売したい場合、ブランドを押し出した商品名にするか、実際に味わっているシーンをイメージさせる商品名にするか、パッケージには細かく栄養素を掲載するか、具材を目立たせるかなど。同じようにスーパーマーケットで手に取るシーンでも、家族の健康を考えている主婦なのか、忙しい会社帰りの社会人なのかによっても選ぶ際のポイントが異なるので、限られたスペースでの伝え方を何度も工夫し、細かいニュアンスを微調整しています」。
より多くの方に触れてもらいたいという思いと、実際にお味噌を味わった際に満足してもらえるかという、お客様目線を大切にしている姿が伺えました。
※『みんなのプロジェクト』は1年契約で何度でも利用できるため、稟議などの社内調整が最小限で済みます。担当者の心理的な負担も軽減できるサービスです。
コンセプト作りで試行錯誤の日々、販売に至らないことも
時には、お味噌の枠を超えた“尖った内容”を企画することもあるそうです。お味噌の市場にとどまらず、健康市場をターゲットに企画した際、想定以上に健康志向が強いことが判明したこともありました。
「結果的に、企画時の検証で想定とは違った結論が出てしまいましたが、今後、商品の枠を超えていくことにも挑戦してみたいですね」。
※みんなのプロジェクトでは、100ssが数日で集められるため、すぐに提出が必要な企画書のエビデンスとして活用いただいております。ブランデッドテストの為、社会参加意欲の高い方からの手厚いフリーアンサーを得られることが特長です。
ハナマルキ様 会社概要
社名 ハナマルキ株式会社
所在地 長野県伊那市西箕輪2701
代表 花岡周一郎
事業内容 味噌醸造販売および加工食品製造販売
URL https://www.hanamaruki.co.jp/