『電子マネーサービス』利用する理由・利用しない理由
前回の調査結果では、電子マネーサービスにおけるロイヤルユーザー層は、男性が約6割を占めており、職業は会社員が多く、また、「資産運用」に興味があることなどが明らかになりました。
今回は、電子マネーサービスの利用理由についての調査結果をお届けします。
「たくさんポイントがもらえる」が使う理由最多に
電子マネーを、今後も使っていきたいと思う理由にはどんなものがあるでしょうか。
全体では「たくさんポイントがもらえる」が最多になりました。
「ロイヤルユーザー層」と「全体」で比較すると、差が見られたのは「支払い以外の機能が充実している」(差分14.0ポイント)、次いで「キャッシュバック等のキャンペーンが多い」(差分13.2ポイント)、「割引サービスが多い」(差分12.9ポイント)となっています。
使わない理由は「クレジットカードで充分」
それでは、電子マネー未利用者の使わない・使いたくない理由も見てみましょう。
全体では「クレジットカードで充分だと思うから」(22.0%)が最も高く、次いで「現金支払いで充分だと思うから」(21.7%)、「チャージをするのが面倒」(19.4%)となりました。
クレジットカードや現金支払いで充分といった項目が上位になっていることから、現在利用している決済方法で不便を感じていない様子が見て取れます。
利用意向ありの方、なしの方のデータを基に、電子マネーを今後も使いたい理由・使いたくない理由をランキング形式で以下にまとめました。
・「チャージ」…利用意向ありの方、なしの方、どちらも順位が高い。なしの方は「チャージをするのが面倒」と感じていることを解消することで使用機会が増える可能性。
・「現金支払い」…利用意向なしで2位・利用意向ありで6位。利用意向なしの現金をメインで使う方は、電子マネーを“食わず嫌い”している可能性が。
・「クレジットカード」…利用意向なしで1位、利用意向ありでは12位。クレジットカードで充分と考えている方は、「便利さ」で電子マネーを選ぶことはないかもしれない
・「セキュリティ」…利用意向なしでは4位、利用意向ありでは16位。セキュリティを気にする人は、電子マネーを利用すること自体に不安を感じている。
次回は、電子マネーの利用意向についての調査結果をお届けします。
決済のキャッシュレス化が進む今、メリットとデメリットを踏まえ、自分のライフスタイルに合った電子マネーを選ぶ利用者は、これからも増えていくのではないでしょうか。