キャッシュレス派が半数超え!キャッシュレス決済を利用する理由とは?
キャッシュレス決済の利用状況や用途、そして利用理由などの調査結果をお届けします。
キャッシュレスポイント還元キャンペーンの利用率は全体の62.8%
2020年6月30日で終了した『キャッシュレス・ポイント還元事業』キャンペーンについてアンケートを実施した結果、キャンペーン認知度は全体の80.5%、「キャンペーンを利用した」と回答した人は62.8%となりました。キャンペーン利用者を属性別で見ると、男女とも50代以上が比較的高く、職業別では公務員が高い結果となりました。
決済方法の1位はクレジットカードで73.0%
実際に使用した決済方法は、『クレジットカード』が最も高く73.0%。次いで『PayPay』『交通系電子マネー(Suicaなど)』『WAON』『nanaco』と続きます。
クレジットカード以外を属性別で見ると、『PayPay』は男性40代・50代の公務員が多く、『交通系電子マネー』は男性60代の会社員(事務系)、『WAON』は女性50代以上が多い結果となりました。
キャッシュレス決済を選んだ理由は?
現金以外の決済方法を利用する理由では、「ポイントサービス」が60.2%。
次いで「スピーディーな支払い」「支払いの管理がしやすい」「現金に触れたくない」と続きます。
属性別に見ると、「ポイントサービス」を利用した理由として回答した人は、女性40代以上及び専業主婦が多く、「魅力的なキャンペーンがあるから」を選んだ人は、男性の30代・40代、「よく行くお店で取り扱っている」については、女性の50代以上が多いという結果となりました。
キャッシュレス決済に対する不安や問題点は?
「現金以外の決済方法利用時に問題点だと感じることがありますか?」という質問では、「お金を使いすぎる」が32.6%と最も多く、次いで「お店によって使えないサービスがある」が29.9%となりました。
「お金を使いすぎる」と回答した人は女性20代~40代で各々約40%。「充電がない場合に支払いができない」の回答は、男性20代・30代で各々20%以上となり他年代よりも高めとなりました。
また、男性40代~60代及び女性60代では「あてはまるものはない」という回答が多く、特に問題点を感じていない人も多く見られました。
キャッシュレス決済の利用開始時と現在の利用状況の違いとは?
各キャッシュレス決済サービスを利用していると回答した方で、利用開始時と現在の利用状況の違いでは、緊急事態宣言前から利用していたサービスは『WAON』『nanaco』『クレジットカード』が高く、宣言以降の利用では『メルペイ』『auPAY』『iD』などが比較的高い結果となりました。
また、現在利用しているサービスは『クレジットカード』『QUICPay』『WAON』と回答した人が多く、「現在ほとんど利用していない」と回答のあったサービスは『メルペイ』『ApplePay』『auPAY』が高い傾向にあります。
キャッシュレス決済を「今後も利用する」と回答した人が50%以上
「今後、現金とキャッシュレス決済どちらを利用しますか?」というアンケートでは、全体の40.8%が「現金よりキャッシュレス」を利用すると回答し、「現金使わずにキャッシュレス」と回答した11.9%と合わせると、キャッシュレス決済派が半数を超えています。
キャッシュレス決済派は男性の40代以上、女性では30代以上が比較的多く、職業では公務員・会社員(事務系)が多い傾向にあります。
一方、「現金を利用する」と回答した人は学生に多く見られました。
学生に現金派が多いのは、クレジットカードの所持率に影響を受けているのでしょう。
オンライン購入が増加傾向の昨今、オフラインにおいてのキャッシュレスにも、抵抗が少なくなってきているのでしょう。
キャッシュレスポイント還元キャンペーンは終了しましたが、その役割はしっかりと果たしたといえるのではないでしょうか?
次回はレジ袋の有料化に関するアンケート結果をお届けします。
8/4(火)公開予定です。