『防災の日』避難関連編
いまだ収束の兆しが見えないコロナ禍で迎える「防災の日」。
昨年に引き続き、「防災の日」にちなんだ“防災”に関するアンケートを実施しました。
各地で大雨による被害が相次いでいますが、みなさんの防災意識に影響はあったのでしょうか?
今回は、昨年の調査結果と比較し、避難に対する意識に変化があったのかを見ていきます。
避難所の把握は62.0%で昨年とほぼ変わらず
生活圏内にある「避難場所」や「避難所」を知っている人の割合は、昨年から変化はあったのでしょうか?
避難所の把握について聞いてみたところ、
「場所や経路までしっかり把握」 25.5%
「なんとなく把握」 36.5%
となり、把握している割合は計62.0%で、昨年とほぼ変わりませんでした。
性年代別で見てみると、男女とも年配層ほど把握率は高く、若年層は低いようです。
同居家族別では、「夫婦のみ」「末子が6~17歳」「末子が18歳以上」が比較的高く、「一人暮らし」は低くなっています。
居住地域別では、「中国地方」の把握率が比較的高く、「九州・沖縄地方」が低めです。
ご自身の生活圏内にある「避難場所」「避難所」を知っていますか?
避難したい意向は昨年より微増傾向に
では、災害発生時の避難意向についてはどうでしょう?
災害にあったとき、避難所に避難したいかを聞いてみたところ、
「避難したい」 11.2%
「どちらかと言えば避難したい」 21.3%
となり、避難したいという意向がある割合は計32.5%で、昨年より微増傾向が見られました。
性年代別で見てみると、「避難したい」は20代女性、「避難したくない」は50代女性で高くなっています。
地域別では、中国地方で「避難したくない」が43.2%と比較的高いようです。※
災害にあったとき避難所に避難したいと思いますか?
「プライバシーの確保」に不安の声が集まる
避難所生活を余儀なくされた場合、どのような不安があるのでしょうか。
避難所への不安点について聞いてみたところ、「プライバシーの確保」(51.2%)が最も高く、次いで「トイレの使用」「新型コロナウイルスへの十分な対策」「一人当たりの生活空間の狭さ」となり、昨年と比べて大きく変化したものは見られませんでした。
避難所で多くの人と過ごすことに対して、様々な不安を抱いている様子がうかがえます。
避難所における心配事・不安な点を教えてください
避難所の把握と避難所への不安点の昨年と比較すると、大きな変化はありませんでしたが、避難したいという意向に微増傾向が見られました。
次回は、災害に備えた食品・飲料水のストックについての調査結果をお届けします。
9/17公開予定です。