ブランディングとマーケティングの違い
ブランディングとは
今さらですが、ブランディングとマーケティングについてそれぞれ特徴を説明できますか?
なんとなく説明できる人も多いかと思いますが、今回はこの「ブランディング」と「マーケティング」について述べたいと思います。
まずブランディングですが、ブランディングとは市場のニーズを理解した上で自社の強みやポジションを明確にすることです。
わかりやすく言えば、「〇〇(商品・サービス)といえば●●(社名・ブランド名)」
これがブランディングです。
例えばスマートフォンの機種では何を思い浮かべますでしょうか?
Andoroidの機種を思い浮かべる方もいるとは思いますが、大多数の方はiPhoneを思い浮かべるのではないでしょうか?これは「スマホといえばアイフォン」というブランディングが確立されているからです。ちなみに私もAndroidのGalaxyを挟んだ以外は常にiPhoneユーザーです。
もう少し別の例を出してみましょうか。
コーラであれば、どこの企業(ブランド)を思い浮かべますでしょうか?
圧倒的に「コカ・コーラ」か「ペプシコーラ」の2強じゃないでしょうか?でも、この2つ以外にも、キリンの「メッツコーラ」やダイドーの「ミスティオコーラ」、サンガリアの「ロサンゼルスコーラ」などもあります。
また「●●(社名・ブランド名)といえば〇〇」もブランディングになります。数多くの商品を出している企業の中でヒット商品や主力商品に対して、言われることもあります。
例えばユニクロといえば、フリースだったり、ヒートテックだったり、エアリズムだったりと。その時代に合わせてたくさんのアイテムから主力商品を打ち出したりしてましたね。
マーケティングについて
ではマーケティングについてですが、こちらは売れる仕組み作りになります。
こちらは広域な捉え方になりますが、その仕組みを作る上で、市場や競合を理解する市場調査(マーケティングリサーチ)、商品・サービスを多くの人に知ってもらうための広告宣伝活動もマーケティング活動になります。
広告宣伝活動についても、TVやラジオなどのマスメディアを利用するのか、インターネット上のデジタルマーケティング(Webマーケティング)を利用するのか、交通広告や屋外広告、チラシやDMなどのSP広告を利用するかなど様々な手法があります。
マーケティングには戦略上、4P分析(Product,Price,Place,Promotion)や3C分析(Customer,Competitor,Company)など市場を理解した上で最善の行動をとるための分析もあります。
こういったものを日ごろから繰り返して効果検証していくことがマーケティングになります。
なぜブランディングは必要なのか
ではありとあらゆる角度から分析と実行。そして効果検証を行うマーケティング活動だけでなく、なぜブランディング活動も必要なのでしょうか。
答えはシンプルで市場の中での競合との差別化です。
例えば、先ほどのコーラを例に挙げますと、
「同じコーラでもCMでよく見かけるし、味も思い浮かべられるから、他社よりちょっと高くても安定のコカ・コーラを飲もう」
「コーラはコカ・コーラ一択!」
「知らないコーラは冒険しない」
「赤い自動販売機を見るとコカ・コーラを飲みたくなる」
このような感じで自社を選んでもらうための差別化としてブランディングが必要になります。
もちろん、市場のニーズを把握するための市場調査や、新しいユーザーに商品を知ってもらうための広告宣伝活動などのマーケティング活動も併せて行っていく必要があります。
その上で、ユーザーから自社の商品・サービスをどう思われたいか。欲しいと思うのか。購入したいと思うのか。この相手からどう思われたいのかがブランディングになります。
オノフでは、市場を理解するためのマーケティングリサーチから、顧客の体験価値(CX)を可視化して推奨度を測るNPS(ネットプロモータースコア)、また顧客の体験価値(CX)の向上に向けた取り組みとなるリピータンといったサービスもあり、様々なソリューションメニューから最適なものを組み合わせてご提供しております。
まずは自社がどうありたいかが重要です。マーケティング周りについて気になることがありましたら、気兼ねなくお問い合わせください。