今更なぜZ世代が重要?
デジタルマーケティングカンパニー・オノフの編集長のためごろうです。
今更シリーズ。なぜこんなにもZ世代が注目されるのか?マーケティング戦略上のポイントは何か?改めて考えてみる。
今更なぜZ世代が重要?
弊社のブログで散々扱ってきたZ世代ですが、今回は今更シリーズと題して、なぜZ世代が大きな注目を浴びているのかを改めて考えてみます。
Z世代は、これからの新世界を担う貴重な宝であり、あらゆる企業にとってZ世代を意識したマーケティング活動をすることは急務となっています。
今更シリーズといえども、Z世代の年齢や意味、ミレニアル世代との違いについては他のブログで説明したので、ここでは割愛しますが・・
Z世代という言葉が浸透する前までは、ビジネスの世界では「ミレニアル世代(Y世代)」が注目されていました。2022年末時点で年齢が20代後半〜42歳の人たちです。インターネットが普及するなかで成長したミレニアル世代は、ITに関する知識が自然に備わり、デジタルに強いです。(例外もありますが)
そんなミレニアル世代のさらに上を行くのが、Z世代です。Z世代は、生まれながらにしてインターネットがあり、「デジタルネイティブ」とも呼ばれています。中にはガラケーを持ったことが無い世代も少なくないと思います。少なくてもPHSには触れてないでしょう。
2022年末現在、7歳〜20代前半であるZ世代は、今後自分のお金で購買するようになるので、当然、あらゆる企業にとってZ世代は重要な顧客となります。
SNSでの発信力が高い点も、Z世代が重要とされる理由のひとつです。多くのZ世代が日常的にSNSを駆使します。いわゆるインフルエンサー達にもZ世代が数多く存在します。インフルエンサーが紹介した商品や店舗の売り上げが伸びた、有名になったといったエピソードも珍しくありません。
Z世代の特徴
Z世代は、ほかの世代に比べて大きな特徴や価値観があります。
以下に3つのポイントをあげて解説します。
自分の価値観を大切にする。
Z世代は、自分の価値観を大切にする傾向があります。好きなことや関心があることについては時間もお金も惜しみません。
75%もの人が自分を「ヲタ」(ここのヲタとは、「ファンであること」や「お金や時間をたくさん費やしているもの」として定義。)であると自認しているというデータもあります。ヲタと言っても、漫画だけではなく、対象はさまざまです。どのジャンルでも、SNSでの情報収集をはじめ動画を見たりして楽しんでいます。また、SNSにヲタ活を投稿する人も多く存在していて、「仲間をつくり、価値観を共有したい」という欲求があるようです。
多様性に対する意識が強い。
Z世代は、ジェンダー差別といった、少し前だとデリケートに扱われていた問題にも強い関心を持っています。LGBTQのインフルエンサーが、ジェンダーについての話題をSNSで発信しているため、問題意識を持つようになったという人も多いようです。
性別だけでなく、固定概念や偏見で判断することにも抵抗があり、「女性らしさ」や「男らしさ」といった言葉に違和感を持つ人が多くいます。このような背景から、学校の制服をスカートとズボンから選べる「制服選択制」を導入する学校も増えてきています。
調べてから買う
自分の好きなことにはお金を惜しまないと書いたばかりですが、実は現実的な面も持ち合わせています。消費活動においては特に慎重で、ものを購入する前にはSNSやインターネットで情報収集し、本当に価値があると感じるものを購入します。
消費活動においてもインフルエンサーの影響が大きく、インフルエンサーのSNSの投稿で紹介していた商品を購入した経験がある人は約60%もいるという結果でした。幼少期よりインターネットやSNSを通してたくさんの情報に触れてきたZ世代は、情報の信頼性も重視しています。
Z世代向けマーケティングの注意点
そんなZ世代に対してのマーケティング活動では、いくつか押さえておくべきポイントがあります。Z世代は買い物でも好きな事についても、SNSやインターネットで念入りに情報収集する習慣があります。信頼できる情報を自分で取捨選択し、本当に自分の価値観に合うものかを見極めているのです。
そんなZ世代にPRする際には、透明性の高い情報を提供することが重要です。商品やサービスのメリットとデメリットを両方挙げる、ユーザーの口コミを紹介するなどして、提供する情報の透明性を高めましょう。
デジタルネイティブといわれているZ世代は、SNSやインターネットでのコミュニケーションがさかんです。自分の体験や価値観、好きなものに対し、SNSを通して他者と共有する習慣が根づいています。この行動によってSNS上で情報が拡散し、商品やサービスの知名度が急上昇したケースも少なくありません。
Z世代へのマーケティング活動では、思わず共有したくなるような体験を提供するのもポイントです。SNSの投稿で使われるハッシュタグをうまく活用すれば、大きな反響を生む可能性があります。
さいごに
どうしたでしょうか、今更ですが、Z世代が社会に対して大きな影響力を持っていることは改めて、お分かりいただけたかと思います。ただし、Z世代は独自の価値観を持っているため、アプローチ方法は慎重に考えなければいけません。
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