こんにちは。
ライターの杉山です。
今年も残りわずかとなってきましたが、記事も今年としてはあと2回となります。今回は「LINEリサーチ」についてご説明させて頂ければと思います。LINEリサーチ自体を知っているが、実際に自社でどう取り入れたらよいかが分からないという方の参考になればと思います。
「LINEリサーチ」とは?
「LINEリサーチ」とは、LINE株式会社が提供するスマートフォン専用のリサーチプラットフォームのことを指します。
業界最大級の約616万人(2022年9月時点)の調査モニターを抱えており、保有属性をもとに、アンケートのターゲティング配信が可能です。
特に、従来のネットリサーチでは難しい、学生や若年層向けも効率的なアプローチが可能です。
またLINE株式会社は、20202年から「LINEリサーチ」において、調査実施規模の拡大とクオリティ向上を目的に、新たなパートナー制度を取り入れています。ちなみに弊社はLINEリサーチの「アライアンスパートナー」(LINEリサーチのサービスを利用できる企業)となっています。
LINEリサーチの特長
LINEリサーチの特長は大きく3つあります。
それは「回収の難しい若者へのアンケートが可能」「回収スピードが速い」「モニターの70%がフレッシュモニター」です。
15歳~59歳のスマホ利用率は約94%、LINE利用率は約96%となっており、その中のアクティブモニターのうち50%が10~29歳の若年層が占めています。そのため、アンケートを回収することが難しい年代と言われているスマホ世代である若者に向けた学生調査や若年向け調査も、サンプル数や回収スピードを気にせずに実施することが可能です。
またLINEのプッシュ通知で配信をするため、モニターがメッセージに気づきやすく、10分で1,000サンプル回収できるなど、早いレスポンスと高い回収率を実現することができます。更には、LINEリサーチのモニターの65%は、他のアンケートのモニターに登録していないため、より一般消費者に近いデータを取得することが出来ます。
LINEリサーチのやり方
LINEリサーチは様々な調査方法があります。その調査方法を紹介させて頂きます。
Ⅰ.スマホリサーチ(スクリーニング+本調査)
一般的な定量調査。LINEリサーチの経験豊富なリサーチャーが対応します。オプションのサブパネル(職種、商品利用状況など)を活用して出現率の低いターゲットにもリサーチが可能です。
Ⅱ.インタレストターゲッティング広告最適化リサーチ
LINEリサーチの調査データに、 LINE広告の詳細ターゲティング配信に利用できるインタレストカテゴリを無償で付加するものです。
Ⅲ. チャット型リサーチ
指定時間にLINE公式アカウントのトークルーム内でアンケートを実施するメニューの調査です。リアルタイム性の高い新鮮な情報(調査の実施、写真の取得)を収集することが可能です。
Ⅳ.オープン型リサーチ
LINEリサーチの仕組みを使ってLINEユーザーにアンケートを実施できるメニューの調査です。イベント、店舗、商業施設など様々なシーンで利用することが可能です。
LINEリサーチの調査の流れ
LINEリサーチは通常のインターネットリサートとは異なます。LINEリサーチできちんとした調査結果を得るためには、SNSメッセンジャーアプリ利用者がスマートフォン上で回答しやすいように調査票を作成することがポイントになります。
スケジュールイメージとしては、「調査表作成リライト」→「画面作成」→「画面審査」→「実査」→「ローデータ・GT表(アンケート調査によって収集した回答データを、設問ごとに単純集計を行った表)納品」→「レポート納品」という流れとなっています。
また価格イメージですが、パートナー制度のため、各パートナー企業の価格は基本的に同じです。スクリーニング実施費としては、設問数と回収数によって変動はありますが、65,000円~755,000円となっています。本調査実施費は85,000円~2,350,000円となっています。