休みたいのに休めない!女性の生理に対するホンネ
デジタルマーケティングカンパニー・オノフの編集長のためごろうです。
全国の20代~60代の女性を対象に、女性の生理に対するホンネや、生理時の周囲との関わり方についての調査し、その結果の一部をお届けします。
生理前と生理中に感じる症状は異なる。年代別の特徴も
調査を行ったところ、生理前は全体を通して精神的な負担が目立つ結果に。対して、生理中は体調面の割合が高まり、精神的な負担は生理が始まると落ち着く傾向にあることも明らかとなりました。
また、生理前は30代が「イライラする」「感情の起伏が激しくなる」など精神的な症状が出る割合が高い結果でした。30代は約4割が子育て中なことから、子育てのストレスとの関連性もあるのかもしれません。また、20代は生理中に感じる症状が「肌トラブル」など体調面や、精神面ともに出やすく、特に精神面では他の年代よりも負担を感じやすい傾向にあります。
生理時は年代問わず「自分自身を労ろう」と思っている人が多い
生理時における気持ちについて「無理せずゆったり過ごしている」と回答した割合を見てみましょう。「当てはまる」という回答は平均して61.6%となり、年代別の割合に大きなばらつきは見られませんでした。年代関係なく女性自身が普段よりも自分の体をデリケートに感じていることが分かります。また、「生理中であることを、周囲に知られたくない」については、少し前まで「生理は隠すもの」という風潮があった影響からか年代が高いほど割合が高い傾向があると考えられます。
一方で、症状の重さ別では「重度」の人は、「人に会いたくない」や「生理であることを周囲に知られたくない」と回答している割合が「中度」の人と比べて下がることから、症状が重すぎて助けてもらえる人が必要と感じているのかもしれません。
生理時における気持ち
生理休暇の取得状況は低い傾向に。就業規則にないという現状も
生理休暇の取得状況については「辛い時でも、休まないことが多い」という回答が34.8%と全体の約3割を占める結果に。辛い時でも休まない人が休暇を取得しない理由として、「言いづらいから」が4割を超え最も高く、「周囲に休んでいる人がいないから」34.5%、「就業規則にないから」30.2%、「甘えていると思われたくないから」28.4%と続きました。
生理中であることやプライベートな事を言いたくない人が多く、生理休暇の取得率が3%という低い結果につながっているといえるでしょう。
圧倒的に理解のある人物は「母親」しかし症状によっては遠慮がちになることも
生理について理解してくれていると感じる相手は、「母親」が83.1%と最も高く、次いで同性の友人・知人や姉妹、同性の職場の上司・同僚の「理解してくれている」と感じる割合も7〜8割以上でした。自分にとって身近な存在の同性であるほど、相談しやすい環境があるといえます。
しかし、生理痛の症状の重さ別では「症状がない〜中度」の人と比べて「重度」の人は、母親にも理解してくれていると感じる割合がやや下がっていることから、母親にも理解してもらえないほどの症状を抱える人が存在することがうかがえる。
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今回の調査で、生理中は普段の生活よりもナイーブな気持ちになる女性が多数であることが分かりました。女性は誰でも経験するものですが、周りの人との関わり合い方で負担が軽減されるかもしれません。
ここで紹介している設問以外にも「生理痛/PMSの症状度合い」や「生理がメディアで話題になることについて」「生理に対するイメージ」といった、様々な角度から女性の生理に対するホンネを深掘りしています。より詳細なデータは以下のリンクよりダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。