CV(コンバージョン)とは?
デジタルマーケティングカンパニー・オノフのすぎやまです。
CVは設定した目標をどれだけ達成できたのかを把握できる客観的なデータです。分析に活用できるため、webマーケティングでは常に測定することが望ましいといえます。具体的には、CVを最適化することで、ユーザーの興味を引き、エンゲージメントを高めることが期待できます。
また、CVを増加させることで、ビジネス全体の成果も向上します。これは、顧客獲得コストを改善したり、マーケティング施策のROIを明確にしたりするための基礎ともなります。
CVには、直接コンバージョンや間接コンバージョンなどの種類があります。そのため、異なるアプローチや施策を利用して、ユーザーのニーズに応じた最適なアプローチを模索することが重要です。
さらに、CVを意識することで施策の効果を測定でき、定量的な判断が可能になり、広告費の効率的な配分も実現できます。このように、CVは単なる数値ではなく、戦略的なマーケティング活動の中心に位置づけられています。
したがって、CV改善に向けた様々な施策を試みることで、企業の成長を加速させることができます。
CV(コンバージョン)とは?
CV(コンバージョン)とは、webサイト(ホームページ)を訪問したユーザーのお問い合わせや資料請求といった最終的な成果につながった行動を指します。
CV(コンバージョン)は、WEBマーケティングにおいて重要な指標であり、ユーザーがサイト上で特定の行動を取った結果として得られる成果を示します。
コーポーレートサイトやECサイトを運用している担当者にとっては、コンバージョン数の最大化が大切な任務となることが多いです。CVを測定することで、施策の効果を評価し、マーケティング戦略の見直しが可能となります。特にCVR(コンバージョン率)を意識することで、サイトの改善点が明確になり、効率的な運営につながります。
CVが何かを理解することで、マーケティング戦略の基盤が形成されます。CVは単なる数字ではなく、サイト運営者が目指す目標達成の具現化であり、顧客のアクションを促すツールとして機能します。そのため、CVの種類や改善方法を把握し、それに基づいた施策を展開することが、効果的なWEBマーケティングにおいて不可欠です。
サイト運営でcvが重要な理由
CV(コンバージョン)は、サイト運営において非常に重要な指標である理由は、CVをしっかり設定し管理することで、訪問者の行動を把握し、マーケティング施策の効果を最大化することができるからです。コンバージョンの達成は、企業の目標達成にも直結し、効率的なサイト運営を可能にします。ユーザーに求められるアクションを明確にすることで、サイトの方向性や施策の改善点を見いだすことができ、結果として成長を促進する要素となります。
CV(コンバージョン)は具体的には何を指す?CVの例を解説
コンバージョンはその会社のサービスや商材、WEBサイトの立ち位置により違います。
具体的には、お問い合わせ数や資料請求数、商品・サービスの購入、会員登録やメルマガ登録、さらには採用申込数などが挙げられます。
各企業は、自社のビジネスゴールに基づいて、これらの具体的な行動をコンバージョンとして設定します。
KGIに何をおいているかが重要で、そこから分解したKPIを指標に置くことが一般的です。
この設定により、マーケティング施策の効果や進捗を測定し、改善策を講じることで、コンバージョン数を増加させることが可能となります。
また、設定したコンバージョンがビジネスの成長にどのように寄与しているかを継続的に分析することも重要です。
これにより、ユーザーのニーズや行動を理解し、より効果的な施策を打つことができます。
お問い合わせ数や資料請求数
サービスサイトなどでおかれることが多い指標です。掲載サービスに説明が要るものだったり、法人向けなどの注文までのプロセスが長い商材などで追われることが多いです。
また、この場合、サービス資料だけではなくお役立ち情報、自主調査などのサービス以外の資料も対象となります。WEBサイトが新規の顧客を獲得したいという位置づけになっていることが多いです。
さらに、お問い合わせや資料請求は、ユーザーの関心を引く重要な要素であり、これらの数値を向上させるためには、具体的なターゲット設定やクリエイティブなアプローチが必要です。
そのため、申込の手軽さや情報の明確さを追求することが、コンバージョン率を高めるための鍵となります。ユーザーが自然に行動を起こせるようなデザインや情報設計を行うことで、興味を持ったユーザーが実際にアクションを起こす可能性が高まります。
商品・サービスの購入
ECサイトの場合におかれることが多い指標です。WEBサイトを訪問した顧客がそのまま購入していったかを表します。
この指標は、商品の具体的な魅力やサイトの使いやすさを反映する重要な要素です。購入プロセスがスムーズであることは、コンバージョン率の向上に直結します。
また、購買に至るまでの一連の流れを改善することで、さらなるコンバージョンの増加が期待できます。例えば、商品の紹介ページでの詳細な情報提供や、プロモーション活動を通じた顧客の関心を引くことが効果的です。
加えて、カートへの追加や購入手続きの簡素化なども、顧客にとってのハードルを下げ、購入へと導く力となります。これにより、ECサイトはより多くの顧客に対し、効果的に商品やサービスを提供することが可能になります。
会員登録、メルマガ登録
会員登録やメルマガ登録は、ユーザーとの関係構築において非常に重要な要素です。これにより、企業は定期的に情報を提供し、ユーザーの関心を引き続けることが可能になります。
特に、会員登録はユーザーの忠誠心を高めるための第一歩です。登録したユーザーには特別なオファーを提供したり、パーソナライズされたコンテンツを届けたりすることで、再訪問を促進します。
メルマガ登録の場合、ターゲット層への直接のアプローチができるため、マーケティング活動の効果を最大化するための重要なツールとなります。定期的に配信される情報やキャンペーンは、ユーザーのエンゲージメントを向上させることに寄与します。
このように、会員登録やメルマガ登録は企業にとって、ユーザーとの接点を増やし、長期的な関係を築くための効果的な手段です。
採用申込数
リクルートページでの採用の申込数を指します。
この数値は、企業が求める人材に対してどれだけの関心を集められているかを示す重要な指標です。
採用申込数が一定数を超えることで、企業は質の高い候補者を選ぶことが可能になり、結果的に組織の成長をサポートする人材を確保することができます。
そのため、企業は採用ページを魅力的にし、情報を充実させることで、申込数を増加させる施策を講じる必要があります。
例えば、実際の職場の雰囲気や社員の声を紹介することで、求職者が応募したいと思うようなコンテンツを用意することが効果的です。
また、採用プロセスの透明性を高め、応募者にとっての利便性を向上させることも、コンバージョン率を高める一因となります。
CVR(コンバージョン率)の目安
コンバージョンを指標に置くうえで大切となるのがコンバージョン率となります。コンバージョン率は流入数に対しての割合を指します。
一般にコンバージョン率は2~3%前後が目安と言われております。
但し、業界やサイトの種類、おいているKPIにより変動しますので、一概には言えません。
メルマガを活用した場合、そのコンバージョン率は一般的に高くなる傾向があります。定期的に発信される価値ある情報は、顧客との関係を強化し、興味を持たせることに寄与するからです。
リスティング広告では、ターゲティングが的確に行われている場合、コンバージョン率が向上することが期待できます。 relevancyが高い広告がユーザーに表示されることで、実際のコンバージョンへとつながりやすくなります。
セミナーなどのイベントにおいては、参加者の関心が高いため、コンバージョン率が高くなることが多いです。実際に体験したり、直接の交流があったりすることで、より強い信頼感が生まれ、行動につながりやすくなります。
web広告に関しても、クリエイティブやメッセージ次第でコンバージョン率は大きく異なります。適切なターゲットに合わせた内容であれば、ユーザーの反応が良いため、結果的に高いコンバージョン率を実現することが可能になります。
CV(コンバージョン)の改善方法
CVを改善するには流入数の改善、CVRの改善の2種類がございます。まずは流入数の改善から説明します。
流入数の改善
獲得キーワードを増やす
お客様が検索した際に対象のWEBサイトが上位に表示されるようにすることです。
まずは対象のWEBサイトのターゲットが購買までにたどり着くまでに検索しそうなキーワードを想定することが大切です。
例えばお肉をまとめて安く買いたい場合などは「豚肉 格安」など対象のページに入れておく必要がございます。キーワードの獲得数が多いほど、また検索上位に表示されるほどお客様が流入するWEBサイトとなります。
加えて、競合の分析を行い、どのキーワードでトラフィックを獲得しているのかを把握することも非常に重要です。効果的なキーワード戦略は、検索エンジン最適化(SEO)に直接影響し、自然検索からの流入を増加させる可能性があります。
また、ロングテールキーワードを活用することで、より具体的なニーズに応えることができ、競合が少ない導線を作ることが可能です。
このように、効果的なキーワード設定は、ターゲットユーザーの集客につながり、コンバージョンの機会を増やすための鍵となります。
キーワードの見直し
WEBサイトのターゲットが検索しそうなキーワードかもあわせて確認する必要があります。
現在、どのキーワードを獲得しているか確認することも大切ですし、CVまでに至る行動に検索しそうな言葉になっているかの確認が必要です。
効率の良い方法は、検索ボリュームが多いキーワードの検索順位を上げることですが、直接CV数にインパクトしないケースもあるため注意が必要です。
また、定期的にキーワードの効果を見直し、最新のトレンドやユーザーの興味関心に合わせて修正することも重要です。
競合他社の戦略を分析し、自社の差別化ポイントを明確にすることで、より訴求力のあるキーワード戦略を練ることができます。
意識的にロングテールキーワードを取り入れることで、特定のニーズを持ったユーザーをターゲットにすることができ、コンバージョン率向上にもつながりやすくなります。
CVRの改善
導線の改善
流入したページからCVに至るページまで、初めて訪問したお客様でも分かりやすいつくりになっているかどうかです。
ページごとの内容が充実しているWEBサイトも大変魅力ではありますが、いまどの地点にいるか分かりやすくする必要があります。
たとえば、メニューの各項目を明確にし、目的の情報へ迅速にアクセスできるような設計を心掛けることが重要です。
ユーザーが迷うことなく情報を探せる導線を作ることで、離脱率を低下させ、最終的なコンバージョンへとつながります。
ヘッダーやフッターにCVへの導線を設けたり、パンクズの設置などが有効となります。
また、重要なコンテンツには目立つボタンを配置し、ユーザーの行動を促すような工夫も必要です。
さらに、関連情報や関連商品の表示を行うことで、ユーザーの興味を引き続け、CVにつなげるチャンスを増やすことが期待できます。
CTAの改善
CTAとはリンクやボタン、バナーのことを指します。コラムなど文章を読ませたい場合はリンクを文中に複数回差し込んだり、ページの40%進んだらポップアップでバナーを出現させる方法があります。
このCTAsの効果を高めるためには、視覚的に魅力的なデザインや明確な文言を使うことが重要です。たとえば、「今すぐダウンロード」や「詳細を見る」といった具体的で行動を促すフレーズが効果的です。
ボタンの位置やサイズ、色なども工夫することで、ユーザーの目に留まりやすくなります。特に、対照的な色を使用することでボタンが際立ち、クリック率の向上が見込めます。
さらに、A/Bテストを行い、異なるデザインや文言の効果を比較することもおすすめです。これにより、どのCTAが最も効果的であるかをデータで確認し、最適化を図ることが可能です。
CTAsの改善は、直接的なコンバージョン率の向上に結びつくため、マーケティング施策の中で常に検証と見直しを行うことが重要です。
表示スピードの改善
ページの表示スピードを速くさせることです。ページを遷移させた時に表示するまでのスピードやページをスクロールした際に表示されるスピードなどを指します。ここ数年、Googleが重要視している指標です。対策としては、画像の画素数や形式を変更することや、サーバーを強化することがあげられます。
具体的には、画像を圧縮してファイルサイズを小さくすることで、読み込み時間を短縮できます。また、必要のないプラグインの削除や、キャッシュ機能を活用することで、訪問者の再訪問時の表示速度を向上させることも効果的です。
ページスピードの向上は、訪問者のストレスを減らすことにもつながります。表示が遅いサイトは、離脱率が上昇する傾向にありますので、速やかに改善策を講じることが重要です。
まとめ
CV数やCVRの改善は長期的な計画が必要な取り組みとなります。優先順位をつけて取り組むことが何よりも大切です。
株式会社オノフではWEBサイトの改善をお客様の購買までの体験を軸に検討することが可能です。お気軽に相談ください。