今話題のショールーミングとは!新ストアモデルが注目される理由
ショールーミングとは
近年アパレル業界を中心に、消費者のライフスタイルの変化に対応した新たな販売戦略として、
ショールーミングストアが注目されています。
商業施設や百貨店の間でも、ショールーミングストアは徐々に浸透し始めており、
実施を検討する企業が増えています。
ショールーミングとは、買い物をする際に、実店舗で商品を見たうえで同じ商品をECサイトで購入するという消費者の行動のことを指す言葉です。
多くの消費者は、デザインやサイズ感などが自分の欲しているものかを確認するために、商品を実際に手に取って確認したいと考えています。
また、できるだけ安く買いたい場合や、持ち帰るのが大変なものに対して、ECサイトを利用する傾向にあります。
これらの心理から、ショールーミングが行われていると考えられています。
ショールーミングが注目されている理由
では、なぜ今ショールーミングが注目を集めているのでしょうか。
注目の理由として下記のことが挙げられるかと思います。
消費者のライフスタイルの変化
インターネットの普及やコロナの影響により、オンラインショッピングの需要がさらに増加し、
消費者にとって店舗は商品購入の可否を決定する判断の場という位置づけになってきています。
D2Cブランドの急激な増加
ショールーミングストアが注目されている背景の1つに、D2Cブランドの急激な増加が挙げられます。
D2C(Direct to Consumer)とは、企業や個人が商品の企画から製造、自社ECサイトでの販売まで、
すべてのプロセスを一貫して行うビジネスモデルのことを指します。
SNSとの親和性が高く顧客と関係性を構築しやすい点や、実店舗での店舗運営リスクや人件費を削減できるなどのメリットがあることから、
市場規模は年々増加しており、2025年には3兆円に達すると予測されています。
ウェブルーミングについて
また、ショールーミングと反対の消費者行動として挙げられるのが「ウェブルーミング」です。
ウェブルーミングは、Web上で商品に関する情報を調べたうえで、その商品を実店舗で購入するという消費者の行動を指します
ウェブルーミングを行う背景には、ECサイトを利用する際に送料がかかってしまうことや、
配送までに時間がかかってしまうといった理由があるものと考えられています。
ショールーミングのメリット・デメリット
こちらでは、ショールーミングを導入するメリット・デメリットをご紹介いたします。
大きく分けて3つ挙げられます。
顧客満足度の向上
オムニチャネルではさまざまなチャネルを通じて販売が可能なため、顧客のライフスタイルや機会に合わせた販売がしやすくなります。
顧客にとっての利便性が高まるため、顧客満足度が高まります。
顧客一人ひとりへのマーケティングが可能
オムニチャネルを活用することで、顧客に一貫したマーケティングをすることも可能になります。
例えば、それぞれのチャネルが独立していると販売履歴なども共有されないためメルマガ、SNS、店舗からのDMなどで全く違うアプローチをしてしまいます。
機会損失の現象
オムニチャネルでは物流や在庫も各チャネルの枠を超えて管理されるため、互いに在庫を融通し合ったり品切れを防いだりということが可能になります。
まとめ
ショールーミングは、消費者が直接自分の目で商品を確認・体験してからオンラインで購入します。
出店者は、リアル店舗ならではの顧客体験とオンラインの利便性を同時に提供できます。
さまざまなメリットが期待できるショールーミングを自社の販売戦略に取り入れたいと考えている方は、
まずは、株式会社オノフまでご相談くださいませ。
ぜひご検討ください。