家事から始めるDX化
最近、ニュースサイトや新聞で「DX」という言葉をよく見かけるようになっていませんか?
読み方はそのまま「ディーエックス」ですが、「デジタルトランスフォーメーション」の略語で、広い意味の定義では「ITの浸透によって、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味になります。
2人に1人が「家事のDX化」に興味
「DX」をよく見かけるのは企業に関するものが多いと思われますが、家事においてもDXはあり、その関心が高まっているようです。タイガー魔法瓶株式会社が実施した調査で、「コロナ禍における家事・家電に関する調査」があります。DX化を進めて家事を便利にする必要があると回答した人は54%で、2人に1人が家事のDX化(ITで効率化する)の必要性を感じています。
しかしながら、「DX化」と言われてもピンとこないかもしれません。ですが、「IoT」(アイオーティー)や「IoT家電」という言葉は聞いたことがありませんか? IoT家電とは様々な家電がインターネットに接続されることで、利便性が向上されるものを指します。「モノのインターネット」とも言われています。
代表的なものでは遠隔操作が挙げられます。例えば炊飯器ならば、連携させたスマートフォンからピッと操作することでお米を銘柄別に最適化して炊けたりします。
エアコンならば外出先からスマホで点けて、帰宅時にはエアコンが効いているというような便利な使い方ができます。(逆に点けたまま外出してしまい、外出先から消すことも)
このようにIoT家電を導入することで、この記事を読んでいるあなたも「DX」を導入したことになりますね。
「声で操作」でDX化。さらに便利に。
スマホで遠隔操作だけがIoT家電ではありません。
スマホの操作すら面倒なときや両手がふさがっている状態のときは声で操作したいものです。
そう、「ヘイ、Siri!」や「オッケー、Google」、「アレクサ!」です。
「母さーーん!」や「おーい!」はIoTではありません。AIとか言ったら怒られます。
SiriやGoogleアシスタント、アレクサといった音声認識システムを搭載したデバイス(スマートスピーカーやスマートフォン、タブレット)を介して操作できる家電があります。
「アレクサ対応 家電」などのキーワードで検索していただくと簡単にそれらの情報を得ることができます。
照明、テレビ、玄関の鍵、加湿器、ロボット掃除機、ネットワークカメラ、スマートリモコン、コーヒーメーカー、サーキュレーターなどたくさんの家電・デバイスへの搭載が進んでいます。
スマートプラグというコンセントとの間に挿してオンオフできるものもあります。
(個人的にはコンセントのオンオフは精神衛生上、怖いのですが影響なさそうなものを繋げば良いのですかね)
こういった技術やシステムが結集した「スマートホーム」と呼ばれる住宅もあり、究極形態ですね。節電状態も把握でき、省エネに役立てられそうです。
みなさんもスマホ対応のIoT家電から始めて、「おウチのDX化」を試してみてはいかがでしょうか?