イントラサイトとその役割について
突然ですが皆様社内コミュニケーションはどのように行っておりますでしょうか?
2020年から続く新型コロナの影響もあり、従業員の働き方の多様化が進み続けています。働く場所や時間といった「効率的」である働き方が確立されてきた一方で、やはり課題とされるのは社員同士のコミュニケーションロスです。
同じチームとして動いていても、直接合う機会が無く、関係性構築がうまくいかないといった問題もありますが、一番は業務進行上でのコミュニケーションロスが課題とされています。そういった課題に対して、インターネット上で解決しようといった目的で社内イントラサイトというものがあることはご存知でしょうか。
その他業務モチベーションの低下や離職防止といった観点でも注目されているイントラサイトについて今回はご紹介したいと思います。
イントラサイトとは
まずはじめにイントラサイトとはどういったものなのかをご紹介します。
イントラサイトとは、社内で使う様々なツールやお知らせなどを集約し、かつ外部からは閲覧できない社内用のウェブサイトのことを言います。社内ポータル、またはイントラネットポータルとも呼ばれることがあります。
一般向けのポータルサイトと違い、社員のみが利用可能。また専用のログインIDや指定の閲覧環境が求められるケースもあります。
では、実際掲載されるものはどういったものなのかご紹介します。
一般的には社員向けに特化した情報発信を行うものが多く、お知らせや活動状況、社員通しの交流の場としての掲示板や簡易SNSのような機能を用意するケースもあります。
主な役割をまとめると、「社内情報の管理」、「社内コミュニケーションの改善・活性化」、「理念や文化の浸透」、それらによる「業務効率化やノウハウの浸透」といった部分があります。
つまりは今のコロナ禍において課題とされている社内間でのコミュニケーションを円滑にし、更にはより良い業務効率化を求められるものになります。
イントラサイトを活用する目的と効果検証について
イントラサイトとはどういったものなのか、紹介をしましたが先程の説明にもある通り、社内向けに構築し公開されるものになりますので、外部からの閲覧等も出来ず、いわゆる制作事例や構築についてのお話は詳しく紹介が出来ないため割愛しますが、実際イントラサイトを作る上でどういった情報を掲載すべきか、また実際に社内コミュニケーション改善や業務効率化といった目的に対してどのように効果を検証すべきかについてお話します。
まず基本的には現状の社内における課題を洗い出し、イントラサイトを用意する目的を整理する必要があるでしょう。現状の課題を整理しなければ、目的をもって作ったイントラサイトであっても、コミュニケーションロスや情報の共有は円滑に出来ているのかやそもそも上手く活用できているのかといった効果の検証ができなくなってしまいます。
ですので課題を整理した上で目的を整理し、イントラサイトを制作することをおすすめします。そこで今回、課題整理と効果検証の部分でご紹介したいのが「eNPS」といった指標です。eNPSとは「Employee Net Promoter Score(エンプロイー・ネット・プロモーター・スコア)」の略称であり、「親しい知人や友人にあなたの職場をどれくらい勧めたいか」を尋ね、「職場の推奨度」を数値化したものです。
もともとは職場やそこで働く社員の生産性改善や離職防止支援などを目的として行うケースが多いです。
しかし今回のようなイントラサイト構築の上では、事前に社員に対して”働く上での推奨度”を数値化し、更に日々の業務内容や労働環境に対して、推奨度がプラスかマイナスどちらにはたらいているかを定量/定性的に図り、得られた結果を解決する要素をイントラサイトに組み込むことが良いと思われます。それにより当初の課題が解決されたか、そうでは無いかといった効果検証もeNPSを定点的に行うことで収集可能です。
このように上手く事前・事後調査を混ぜながら構築することで、インフラサイトひとつでもより良い効果を得られることでしょう。
まとめ
未だ続くコロナ禍によって働き方の課題やその改善は日々行われています。
その一つでインフラサイトのご紹介をしましたが、弊社オノフではサイトの制作は勿論、全体設計や前段となるインフラサイトで解決したい課題を洗い出すための調査などもお受けしております。お客様に寄り添った御支援をさせて頂きますのでぜひご相談下さい。