利用しやすいネット証券
取引の手軽さから、利用者が増えてきている『ネット証券』。
興味はあるけれど、どのネット証券会社を選べばいいかわからず、二の足を踏んでいる…という方も多いのではないでしょうか?
今回は、人気のネット証券5社(auカブコム証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)について、安心して取引できるか、取引のしやすさや分析ツールの使いやすさといった利用者の視点に立って比較した調査の結果をお届けします。
安心して取引できるのは、サポート体制に安定感のある「SBI証券」
ネット証券は取引が手軽なのが魅力ですが、一方で、安心して取引できるのか、信頼性が気になりますよね。
投資など経験者に、ネット証券のうちで「最も安心して取引ができると思う証券会社」について聞いたところ、1位は26.9%でSBI証券でした。
SBI証券は「問合せ対応が安心できる」「サポート体制が充実しており、信頼できると思う」「Webサイト・取引ツールなどのメンテナンスの頻度が適切」の項目でも1位となっており、安定感のあるサポート体制が信頼を集めているようです。
取引しやすいのは、初心者におすすめの「楽天証券」と手数料が安い「SBI証券」
「最もオンラインで取引されている証券会社」は楽天証券が28.1%で最多となりました。
楽天証券は「注文しやすい」「ネットが苦手でも安心して利用できる」「リモートサポート体制が充実している」「問合せ方法が充実している」「ポイントプログラムが充実している」などの項目でも1位となっており、初心者が投資を始める際に、気軽に使いやすいネット証券と言えそうです。
また、「最も取引がしやすいと思う証券会社」について聞いたところ、SBI証券が25.6%で1位となりました。SBI証券は取引のしやすさについて「総合的に取引しやすい」「スピーディーに取引できる」「手数料が安いと思う」「手数料に満足している」の項目でも1位となっており、特に「手数料が安いと思う」の項目においては、平均ポイントが7.3と高いだけでなく、6点以上で80%超えと、多くのユーザーから手数料の安さを評価されていることがわかります。
高評価の分析ツールは、使用者の多い「SBI証券」と上級者が支持する「マネックス証券」
ユーザーが自分自身で投資先を選択して取引を行うネット証券では、分析ツールの使いやすさも重要ですよね。
最も使用されているのはSBI証券の分析ツールでした。SBI証券のツールは、「使いやすいと思う分析ツール」でも1位となっており、多くの投資経験者から使いやすさを評価されているようです。
一方、「チャートが見やすい」「分析機能が充実している」「高度な分析にオススメ」など、分析ツールの内容に関する多くの項目で1位となったマネックス証券の分析ツールは、上級者に支持されている様子がうかがえます。
総合的な満足度が高いのは「SBI証券」!
「安心して取引できる」「取引しやすい」「分析ツールが使いやすい」といずれも高い評価を得ているSBI証券が、総合的な満足度についても平均ポイント7.23で1位。次いで、7.10の松井証券、7.05の楽天証券という結果になりました。
SBI証券は10点と回答した人も9.5%と、他社に比べ最も高い結果となりました。さらに「知人・家族への推奨度」「投資初心者への推奨度」「使ってよかった」「メイン口座にしたい」などの満足度に関する各項目でも1位となっていることから、サービスのバランスが良く、ユーザーの満足度が高いことがうかがえます。
まとめ
今回は、ネット証券5社を利用者視点で比較しました。いずれも人気の5社ですが、それぞれ特徴があることがわかります。
「手数料を安く抑えたい」「自分でツールを使いこなしながら取引したい」「わからないことは気軽に問合せしたい」など、ネット証券をどのように活用したいかを考えてみると、どのネット証券を選ぶべきかが決まってくるかもしれませんね。
【調査方法】インターネット調査
【対象者】全国 18~79歳の男女で、SBI証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券のネット証券口座を保有し、過去1年以内に1回以上取引をした人
【調査期間】2022年7月1日~7月6日