「SDGs」個人で簡単にできることは?17の目標・日常生活や職場でできることを解説
こんにちは。デジタルマーケティングカンパニー・オノフ、編集長のためごろうです。
さまざまなメディアで取り上げられている「SDGs(エスディージーズ)」。
SDGsへの取り組みは、ますます活発になってきており、国や企業が社会に向けた取り組みを進めています。
取り組みを進める背景には、2017年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で「12兆ドル(*)を超えるビジネス価値と、3億8,000万人に雇用が創出される可能性がある」という推計が発表されたことが挙げられます。
(*)1ドル=100円の場合、12兆ドル=日本円で1,200兆円
SDGsは、国や企業の取り組みという印象がありますが、一人ひとりの行動が大きな原動力となるでしょう。
この記事では、日常生活や職場でできる具体的なアクションや、17の目標について解説します。
私たちの身近な問題が、SDGsと関連していることが多いことに気づくはずです。
簡単にできることから実践してみると良いかもしれませんね。
SDGsとは?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった言葉。
日本語に訳すと「持続可能な開発目標」と訳しています。
分かりにくく、すんなりイメージできない言葉ですよね。
「持続可能」とは、環境や資源を守るやり方を、将来も継続できることを意味します。
「開発」には、社会や経済、地域などそれぞれが「開発」されることにより、価値を高めて安心・満足して暮らせるようにするという意味が込められています。
SDGsは、2030年までにより良い世界を目指す国際目標で、17の目標と169のターゲットで構成されています。
SDGsの17の目標
1. 貧困をなくそう
世界中のあらゆる形態の貧困を終わらせる
2. 飢餓をゼロに
栄養のある食事をとり、持続可能な農業を進めることで世界中の飢餓を終わらせる
3. すべての人に健康と福祉を
すべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
4. 質の高い教育をみんなに
質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5. ジェンダー平等を実現しよう
世界のすべての場所で性を理由に差別されることをなくす
6. 安全な水とトイレを世界中に
すべての人が安全な水を使えて、下水・ごみ処理などの衛生設備が整った環境をつくる
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべて人が電気やガスを、安い価格で安定して使えるようにする
8. 働きがいも経済成長も
すべての人が働きがいのある人間らしい仕事をし、持続可能な経済成長を進める
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
経済成長と安全な暮らしのために、強靱なインフラ構築の推進を図る
10. 人や国の不平等をなくそう
各国内及び各国間の不平等を是正する
11. 住み続けられるまちづくりを
包摂的で安全な都市及び居住の実現を図る
12. つくる責任 つかう責任
持続可能な生産消費形態を確保する
13. 気候変動に具体的な対策を
気候変動がもたらす危険や自然災害に対する備えを強化する
14. 海の豊かさを守ろう
海洋汚染を防ぎ、海の生態系に悪影響を与えないよう持続可能な形で利用する
15. 陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、土地の劣化の阻止・回復、生物多様性の損失を阻止し持続可能な形で利用する
16. 平和と公正をすべての人に
「持続可能な開発」のための平和な社会を促進し、政府や国の制度を公正にする
17. パートナーシップで目標を達成しよう
上記16の目標達成・持続可能な開発に向けて世界の国々が協力する
※弊社では誰もが働きやすい環境を目標に、ダイバーシティの推奨、女性管理職の登用推進、外国人採用、取締役会・監査役会・内部統制システムの整備推進等取り組んでおります。
個人で簡単にできるSDGsの取り組み
節水・節電を心がける
節水・節電は今すぐにでも実践できることのひとつです。
水や電気は、つくられてから私たちが使うまでの間に多くののエネルギーが消費されます。
その際に、温室効果ガスが排出され地球温暖化の原因に。
エアコンの設定温度やシャワーの出しっぱなしなど、生活のなかのシチュエーションごとに見直すことで、節水・節電につながります。
マイバックやマイボトルを活用する
出かけるときに、マイバックやマイボトルを持っていくことも、簡単にできるアクション。
活用することで、プラスチックごみの削減に貢献できるでしょう。
今、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻な状況です。
海が汚れると、海の生き物や魚介類を食べる人間にも悪影響を与えてしまいます。
エシカル消費をする
「エシカル消費」とは、環境や社会に良いものを選ぶ消費の方法です。
例えば、無印良品のスイーツ「不揃いシリーズ」「切れ端シリーズ」も、エシカル商品。
見た目は不揃いでも、おいしさは変わりませんよね。
規格外で廃棄になりそうな商品を買うことで、食品ロス減少につながります。
エシカル消費については、また別の記事で詳しくお話ししますね。
職場で簡単にできるSDGsの取り組み
徒歩や自転車で通勤する
車を使って通勤すると、一人当たりの温室効果ガスの排出量が多くなります。
車が必要なシーンもありますが、できるだけ公共交通機関や徒歩、自転車で移動しましょう。
特に徒歩や自転車は、運動になるだけでなく環境へのインパクトを減らせます。
紙の無駄遣いを減らす
紙を大量に使うことは、森林資源を大量に使うことになります。
例えば、書きものをするときは、ノートではなくタブレットや電子ノートにする、書類は紙にプリントアウトしてファイル保管せずにPDFにしてクラウド保管にするなど。
少しの工夫で、紙の無駄遣いを減らすことができます。
環境に配慮したものを使う
オフィス用品を環境に配慮しているかどうか見直してみるのもいいかもしれませんね。
もし、紙を使うなら再生紙を使った製品カタログや名刺、FSC®認証(*)のコピー用紙があります。
この取り組みが、リサイクル率の向上や資源の使用量削減につながります。
(*)FSC認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度
まとめ
個人・職場で簡単にできるSDGsの取り組みについて解説してきました。
負担にならず、気軽に生活に取り入れられるアクションを続けることが大切かもしれませんね。
身近なところでSDGsを意識することが、持続可能な社会に近づく大きな一歩になるのではないでしょうか。
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