市場規模は65.4兆円!? 今注目されているメノテックについて
メノテックとは
みなさんメノテックってご存知でしょうか?メノテックとは、女性の更年期や閉経期を意味する「メノポーズ(Menopause)」と、「テクノロジー(Technology)」をかけあわせた言葉になります。
更年期を迎える45~55歳ごろの女性の身体に起きる、さまざまな不調や健康問題をテクノロジーによって解決する商品・サービスを指します。
メノテックが注目される理由
最近はフィンテックや、アグリテック、オートテック、エドテックなど「〇〇×テック」という言葉が流行っているので、便乗して言われているような気もしましたが、なんとこのメノテック、市場規模が65.4兆円と非常に大きい市場規模となります。
なぜ注目されているのか。まずは女性の悩み全般をテクノロジーで解決する『フェムテック』が注目されていることが起因しています。
フェムテックで主にターゲットとなるのは、40歳より下の女性であり。実際に、商品・サービスとしては生理の辛さや煩わしさを軽減するもの、妊娠中の不安を解消するもの、セルフプレジャートイなどが大半を占めていてるため、更年期を迎える女性に対しての商品・サービスが少ないのが現状です。
しかし2025年までには世界では推定11億人の女性が更年期を迎えるといわれています。またNHKでは「みんなの更年期」という特集が組まれるなど、注目度も高まっております。そこで、更年期の女性をターゲットとした商品・サービスである「メノテック」に参入する企業が増えているようです。
更年期に悩む方向けのサービスや商品事例をご紹介
のぼせに苦しむ人の体温調節ウェアラブルバンド「Thermaband」
腕に付けられるスマートデバイス。リアルタイムで自分の体温を計測し、アプリで確認できるため、体の調子が悪いときに自分の身体に何が起こっているのかを素早くキャッチできます。
体を冷やし、心地よい睡眠をもたらすウェアラブルバンド「Embr Labs」
更年期障害に苦しむ人にとって、寝汗や身体のほてり、のぼせはつきものです。腕にヒンヤリとしたバンドをつけて、脳に信号を送ることで、症状を落ち着かせるデバイスです。
ほてりを減らす呼吸法を教えてくれる、Alexaのスマートスピーカー
Amazonのスマートスピーカー・Alexaには、実は「Hot Flush Helper」という機能がついてきます。Alexa(アレクサ)に “Alexa, open hot flush helper.” と呼びかけることで、更年期障害のストレスやほてりを減らすための呼吸法をアレクサが教えてくれます。
更年期の栄養をサポートするサプリメント「Madame Ovary」
閉経を迎える女性のためのサプリメントです。気分の変化や、ほてり、ストレスが原因の倦怠感がある女性が栄養をとることで、甲状腺の健康が保たれ、更年期の移行をスムーズにすることを目指した商品です。
更年期障害に苦しむ人のための、リモート診察「Gennev」
更年期のさまざまな症状が出ている人が一人で苦しまないように、オンライン上で医師の診察を受けられるサービスです。ホルモン療法やサプリなど、その人にあった治療法が処方されます。
その他にも世界的には様々な商品・サービスが展開されてきています!
日本ではこの取り組みはまだまだかもしれませんが、フェムテックへの理解、注目が高まっていく中、多様性への理解が高まりつつあります。今後のメノテックへの注目も期待されています。
オノフの取り組み
弊社ではみんなのプロジェクトという30~40代の女性を中心としたサービスを展開しています。またその中には「女子のキモチ」といったプロジェクトも行い、女性特有の悩みについても色々理解を深めています。
女性が安心して快適に過ごせる支援をするべく、今後はこういった今まで発信できなかった女性特有の悩みをくみ取り、女性に寄り添ったサービス展開に注力しています。