受容性調査とは?種類・メリットを解説
新製品の開発やサービスの改善をしたいとき。
生活者にアンケートやインタビューを行う「受容性調査」の実施が必要になります。
企業側の考えだけで行うと、「実は生活者のニーズにマッチしていなかった」ということも起こりうるからです。
この記事では、受容性調査について解説します。
調査を実施することで、生活者の視点のニーズを掴むことができるはずですよ。
受容性調査とは?
受容性調査とは、商品・サービスのコンセプトや価格などを生活者に検証する調査のことです。
あなたの商品・サービスのことをユーザーがどう思っているのか、“推測”だけで考えていませんか?
あくまで“推測”ですから、ユーザーの考えと違っているところがあるかもしれませんよね。
ユーザーの気持がわからないから「実際に聞いてみよう」というのが、受容性調査です。
受容性調査の反応を知ることで、売れ行きを予想することができるでしょう。
また、商品・サービスのアイデアが効果的か否かを、データで見ることができます。
「コンセプト受容性調査」と「価格受容調査」との違い
受容性調査は、「コンセプト受容性調査」と「価格受容調査」があります。
コンセプト受容性調査
コンセプト調査とは、商品・サービスのコンセプトがどのくらい生活者に受け入れられるか、受容性を調べることを目的とした調査。
代表的な調査テーマとしては、新商品を開発する際、いくつかのコンセプトの中で、「いいね」と思ってくれるのはどれなのか聞いてみるといった内容でしょうか。
ターゲットの生活者のニーズにマッチしているのは何なのか、強化・改善すべきことはどこなのかを知ることができます。
価格受容調査
価格受容調査とは、商品・サービスが、どの程度の金額なら消費者は買ってくれるのかを調べることを目的とした調査です。
例えば商品。
価格は、原材料費などのコストを差し引いて、利益が出るように設定しなければいけない。
けれど、生活者に「その値段なら買ってもいいかな」と思ってもらえる価格でなければ売れないですよね。
企業側の意思ではなく、生活者の感覚によって導き出します。
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受容性調査でわかることは?
受容性調査を実施することでわかることは下記になります。
コンセプト受容性調査
・生活者がどのようなことを重視しているのか
・今までにないような新しさがあるものなのか
・ユーザーに「価値」を提供できるものか
・内容がわかりやすい(理解してもらえる)ものか
・抵抗がない(心理的に受けつけられる)ものか など
価格受容調査
・生活者が望んでいる理想的な価格
・「この商品なら、このくらいの値段なら妥当だな」と思える価格
・これ以上安くなると、「もしかして品質が悪いのでは?」と不安になる価格
・最も利益が出る価格 など
“受容性”の言葉通り、ユーザーが“受け入れてくれること”が何なのかを明らかにできます。
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まとめ
「受容性調査」について解説してきました。
企業側がコンセプトや価格を決めるのではなく、生活者の声を聞いて、決めることが大切です。
あなたではなく、生活者が主体なのです。
しっかりニーズをとらえたうえで、“心を刺激する価値”を作りませんか。
ネット調査を実施する際は、調査会社に依頼するかと思いますが、各種調査・ユーザー分析等、弊社で承ることが可能です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
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