「女性が家事をするのは当たり前」女性のストレス度は?
【「育児」「家事」のイメージ、「女性らしい」が約4割。「男性らしい」は1割未満。
15~69歳の女性に、【女性らしい】【男性らしい】イメージを聴取しました。
その中で「家庭」に関する項目において、【男性らしい】イメージは「家族を養うこと」が41.0%と最も高く、次いで「家族を守ること」40.5%との結果となりました。どちらも50代以上は5割程いるのに対して、若年層は3割程と低い値となっています。女性も働くことが普通となっている現代社会で、「家族を養う・守る」は男性だけの役目ではないと思う女性が増えてきたことがうかがえます。
その一方で、「家事をすること」「育児をすること」については、【女性らしい】イメージとして、どちらも4割弱程となったのに対して、【男性らしい】イメージは1割にも満たない結果となりました。
家庭の中で「女性が家事・育児をする」ことのイメージは、女性から見た場合でもまだまだ根強いことがうかがえます。
「女性が家事をするのは当たり前」に対するストレス度は、78%
【家事】について押し付けられた経験として、自由記述で聴取したところ、
・「”女性なんだから”という理由で、「家事をするのは当たり前」という風潮があり、家事を強制 させられていた」
・「配偶者・パートナーからも、家事を押し付けられ、配偶者自身は何もやらない」
などの意見が多く見られました。
このような、【家事】に対する「女性らしさの押し付け」を経験した際のストレス度は、「強いストレスを感じた」が53.3%、「ややストレスを感じた」は24.6%と、「ストレスを感じた(計)」は、78%にものぼり、「女性が家事をするのは当たり前」という、押し付けを経験したほとんどの人がストレスを抱えたことが分かります。
その「家事の押し付け」をされた際の相手への対応としては、「不満や不快感を伝えた」が26.2%と他の内容に比べて高く、言葉にして相手に伝える人が多い傾向が見られました。また、理想の対応では、「反論する」もやや高いことから、近い将来、男女分け隔てなく家事を行うことを望んでいることがうかがえます。
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国/女性 15歳~69歳
調査期間 2024年9月6日〜9日
有効対象者 2,765サンプル
調査機関 株式会社オノフ