タイパ意識で変わる?年代別SNS広告に対する行動パターン
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国 /女性 20~69歳
調査期間 2024年8月9日〜12日
有効対象者 3,006サンプル
調査機関 株式会社オノフ
年代ごとのSNS広告に対する行動傾向
20代は「『いいね』をする/『♡』をつける」が全体に比べて5pt以上高い結果となりました。同じ広告が2度流れてくるとは限らないため、少しでも気になったものは後から見返せるように、保存・見返しのために「いいね」や「♡」を押すのではないでしょうか。
また、20代は「SNS広告を見たときに、何らかのアクションをする」が5割を超え、30代以上と比べて最も高い数値でした。見返したいものには「いいね」や「♡」を、不要な情報にはスキップやブロックなど、アルゴリズムに自分の好みを学習させ、SNSとも効率よく接したいというタイパ意識の表れではないかと考えられます。
一方、30代は「タイムライン/フィード上で内容を見る」が最も高く、全体より10pt以上高い結果に。20代と比べても10pt以上高く、反対に「『いいね』をする/『♡』をつける」は20代よりも10pt程度低い結果でした。「他人のコメント/レビューを見る」や、「リポスト/リツイートする」は全ての年代の中で最も高い数値を示しているためアクション自体は少なくなく、気になったものを後で見よう、というよりはタイムライン上で情報収集し、その場で購入などを検討してアクションを起こすのではないでしょうか 。
接触回数が多い人ほど広告に寛容。「うっとうしい」と感じる表示回数
若年層ほど、表示回数が少なくても広告を「うっとうしい」と感じやすいという結果になりました。ただ、20代と30代を比較すると30代の方が「うっとうしい」と感じるまでの表示回数が少ない傾向にありあます。
「タイムライン/フィード上で内容を見る」のポイントが高い30代はポジティブなアクションもネガティブなアクションも顕著に起きていませんでした。なんとなく情報を見てしまう機会が多く、何回も目にしてうっとうしく感じてしまっているのかもしれません。
広告の接触回数が多い人ほど寛容で、うっとうしいと感じるまでの平均表示回数は4.4回でした。また、接触回数が多い人は「スキップする」「保存/ブックマーク/セーブする」「アカウントをフォローする」が全体と比べて5pt以上高く、自分の好みをアルゴリズムに学習させ、欲しい情報を広告から効率よくキャッチするための行動をとっているのではないでしょうか 。また、情報を選別していくことが当たり前になっており、広告を見ることも日常の一部と化していると推測できます。
SNS広告に接触する回数が多い人や若い世代は、それぞれ自分に必要な情報を取捨選択してアクションをとる傾向が強いことが分かりました。若年層をターゲットとしたSNS広告では、「自分に必要な情報」と認識してもらうことが重要であることがわかります。
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