どのような悩み・不調を抱えた人が、オンライン診療を利用している?
こんにちは。デジタルマーケティングカンパニー・オノフのすぎやまです。
今回は「認知度は高いが利用意向は低い?女性のオンライン診療利用の実態」の後編をお届けします。不調や悩みを相談する相手は誰が多いのか、オンライン診療を使用する人の傾向についてまとめていますので、是非最後までご覧ください!
<調査概要>
調査方法 インターネット調査
対象者 全国 /男女20代以上
調査期間 2024年6月7日〜10日
有効対象者 2,975サンプル
調査機関 株式会社オノフ
不調や悩みを相談する相手。男性は「医師」、女性は「母親」
不調や身体に関する悩み・気になることを最初に相談する相手を聞いたところ、全体では「医師(対面で)」が26.7%と最も高く、次いで「配偶者」が19.8%、「母親」が12.6%との結果になりました。
男性は女性に比べて、家族などの身内よりも「医師(対面で)」に相談する人が多く、また女性も40代以降年代が上がるにつれて「医師(対面で)」の割合が高まります。
女性20代~40代は、「医師」よりも「母親」に相談する割合が高く、まずは身近な人に相談していることがうかがえます。
男性40代の悩みは「AGA」、女性20~40代は「生理症状」
現在気になっている、不調や身体の悩みを聞いたところ、全体では「頭痛・めまい」が13.3%と最も高く、次いで「アレルギー性鼻炎・花粉症」が13.2%、「精神疾患」が9.6%と続きます。
男性40代では、「AGA(男性型脱毛症)」について気になっている割合が11.5%と、他の年代と比べて高く、「AGA」について悩み始める年代であることがうかがえます。また、「AGA」の悩みの程度については、20代は「少し気になる程度」、30~40代は「深刻に悩んでいる」の割合が高まり、悩みが深刻化していくことがうかがえます。
女性20~40代では、「生理症状」について気になっている割合が2割前後、不調・悩みの程度は、若年層ほど「深刻に悩んでいる」割合が高くなっています。
「深刻に悩んでいる」症状のものほど、オンライン診療の利用率は高い傾向
オンラインで診療を受けたことがある不調・悩みは、全体で「風邪症状」が15.1%と最も高く、次いで「アレルギー性鼻炎・花粉症」が14.9%、「精神疾患」が14.1%と続きます。
20~40代は男女それぞれ深刻に悩んでいる割合が高い「AGA」と「生理症状」において、他の症状と比べてオンライン診療の利用率が高い傾向が見受けられます。
これらの年代のオンライン診療を利用した理由を見てみると、「オンラインだと周りの目が気にならないから」「対面では言いづらいことも相談できるから」が全体と比べて高くなっています。
まだまだ全体の利用率は低いものの、人目が気になったり、言いづらさを感じている症状がオンライン診療に適しているのかもしれません。